公共測量における現地測量(地形図作成)の手順に関する5肢択一の正誤問題です。
公共測量における地形測量のうち、現地測量について述べた次の1〜5の文のうち、明らかに間違っているものはどれか。次の1〜5の中から選べ。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和7年測量士補試験問題集 No.14)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1. TSまたはGNSS測量機を用いて地形・地物等を測定し、数値地形図データを作成した | ○(正しい) | 現地測量の基本的な方法として適切 |
| 2. 基準点にTSを整置して細部測量を行うことが困難であったため、TS点を設置した | ○(正しい) | 基準点からの観測が困難な場合にTS点を設置することは認められている |
| 3. 設置したTS点を既知点として、TSを用い別のTS点を設置した | ×(誤り) | 作業規程の準則では、TS点を既知点として別のTS点を設置することは認められていない。TS点は基準点(既知点)から設置するものであり、TS点からTS点への連続設置は不可 |
| 4. TSを用い、地形・地物等の測定を放射法により行った | ○(正しい) | 放射法は現地測量で一般的に用いられる方法 |
| 5. 上空視界の確保されている場所で、ネットワーク型RTK法による観測を行い、観測終了後に後処理により解析を行った | ○(正しい) | ネットワーク型RTK法を現地測量に用いることは認められており、後処理解析も可能 |
| 項目 | 規定 |
|---|---|
| TS点の設置元 | 基準点(既知点)から設置する |
| TS点からTS点 | 認められない(誤差が累積するため) |
| TS点の数値地形図上の位置精度 | TS点は細部測量のための補助点であり、基準点と同等の精度は要求されない |
「TS点からTS点は不可」は典型的な試験の引っかけポイントです。「設置したTS点を既知点として」という表現に注意しましょう。
問題:基準点にTSを整置することが困難な場合にTS点を設置することができる。○か×か。
答え:○
作業規程の準則で認められています。ただしTS点を既知点としてさらにTS点を設置することは不可です。
混同しやすい用語
現地測量
現地に赴き地形・地物を直接計測して数値地形図を作成する測量方法。
写真測量
空中写真を使って地形・地物を計測して地図を作成する方法。広域を効率的に測量できる。
参考法令・規格
※ この記事の確認日:2026年5月
正解:3(TS点からTS点の設置は認められていない)