平面直角座標系の基準点成果情報から、X・Y座標の符号と縮尺係数を求める問題です。
図6は、平面直角座標系(平成14年国土交通省告示第9号)の第11系における基準点「積丹2(付)」の基準点成果の一部を示したものである。表中の空欄[ア](X座標の符号)、[イ](Y座標の符号)及び[ウ](縮尺係数)に入る数値又は符号の組合せとして最も適当なものはどれか。次の1〜5の中から選べ。
| 座標系原点 | 北緯44°00′00″.0000、東経140°15′00″.0000 |
| 積丹2(付) | 北緯43°19′14″.5626、東経140°22′41″.7957 |
| X座標 | [ア]75,457.191 m |
| Y座標 | [イ]10,404.191 m |
| 縮尺係数 | [ウ] |
| ア | イ | ウ | |
|---|---|---|---|
| 1 | − | + | 0.999901 |
| 2 | + | − | 0.999901 |
| 3 | − | + | 1.000001 |
| 4 | + | − | 1.000001 |
| 5 | + | + | 1.000001 |
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和7年測量士補試験問題集 No.6)
平面直角座標系では、X軸は正北方向(北がプラス)、Y軸は正東方向(東がプラス)です。
| 座標 | 原点との比較 | 符号 |
|---|---|---|
| X座標(ア) | 積丹2の緯度43°19' < 原点緯度44°00' → 原点より南に位置する | −(マイナス) |
| Y座標(イ) | 積丹2の経度140°22' > 原点経度140°15' → 原点より東に位置する | +(プラス) |
ガウス・クリューゲル投影(平面直角座標系)では、座標系原点(中央経線上)での縮尺係数は 0.9999(最小値)です。原点から東西に離れるほど縮尺係数は大きくなり、原点の投影法では1を超えない範囲で変化します。
今回のY座標は+10,404mと比較的小さいため、縮尺係数は0.999901と原点に近い値になります。
| 位置 | 縮尺係数の傾向 |
|---|---|
| 座標系原点付近(Y≈0) | 0.9999(最小) |
| 原点から東西に離れるほど | 1.0000に近づき、さらに離れると1.0000を超える |
選択肢にある0.999901は1未満であり、原点に比較的近い位置に整合します。
X軸=南北(北がプラス)、Y軸=東西(東がプラス)という方向の定義を確実に覚えましょう。通常の数学の座標系とは90°回転しています。
混同しやすい用語
縮尺係数
投影面上での距離と実際の距離の比。平面直角座標系では系番号の原子午線上で最小。
縮尺
地形図の縮尺(1/25000など)。実際の長さとの比率を示す固定値。縮尺係数とは別。
参考法令・規格
※ この記事の確認日:2026年5月
正解:1(ア=−、イ=+、ウ=0.999901)