ソクタ
「測量士補って難しいの?自分でも受かる?」と不安になっていませんか?難易度は、合格率だけでなく「合格ライン」と「他資格との比較」で見ると正体がはっきりします。結論から言うと、国家資格のなかでは取りやすい部類です。
この記事の要点
測量士補の難易度のめやすは、合格率は例年おおむね30%前後(年により変動。令和7年は51.2%)、合格ラインは28問中18問正解(約64%)、勉強時間は約200時間。受験資格がなく、満点ではなく6割強で合格でき、出題テーマもほぼ毎年同じため、国家資格としては比較的取りやすい部類です。本記事は難易度の位置づけを整理します(学習法は別記事)。
「難しそう」という印象だけで身構える必要はありません。数字で見れば、測量士補がどのくらいのレベルかは具体的につかめます。
測量士補試験の合格率は例年おおむね30%前後ですが、年によって大きく変動します。直近の令和7年(2025年)は51.2%(受験13,363人・合格6,837人)と、過去10年で最も高い合格率でした。
合格率だけ見ると「3割前後」は低く感じるかもしれませんが、測量士補は受験資格がなく、記念受験や準備不足の受験者も一定数いるため、合格率の数字以上に「きちんと対策した人の合格率」は高くなります。過去問中心の対策をすれば十分に手が届きます。
合格率や受験者数の最新値・推移は年によって動きます。出願前には必ず国土地理院の公式情報で確認してください。本記事の数値は難易度の感覚をつかむためのめやすです。
難易度を考えるうえで合格率より大事なのが合格ラインです。測量士補はマークシート(5肢択一)の28問中18問正解(700点満点中450点)で合格。満点や高得点は不要で、約64%取れればよいのが大きな特徴です。
28問のうち計算問題は例年8〜12問程度。仮に計算が苦手でも、知識問題(正誤・語句)を取りこぼさなければ18問に届きます。逆に、得意分野を作って確実に積み上げる戦略が効きます。
どの問題が毎年出るかは頻出要点マップに、計算の型は頻出計算パターンにまとめています。
① 受験資格がない。年齢・学歴・実務経験を問わず誰でも受験できます。
② 6割強(18問)で合格。満点を狙う試験ではなく、確実な分野を積み上げれば届きます。
③ 出題テーマがほぼ毎年同じ。過去問を繰り返すほど点が安定します(過去問だけで合格できるかも参考に)。
④ 独学で対応できる。予備校が必須ではなく、市販教材と過去問で十分戦えます。
近い分野の資格と比べると、測量士補の位置づけが見えてきます。
| 資格 | 合格率のめやす | 勉強時間のめやす | 受験資格 |
|---|---|---|---|
| 測量士補 | おおむね30%前後 | 約200時間 | 不問 |
| 測量士 | 約10%前後 | 約300時間 | 不問 |
| 宅地建物取引士 | 約15〜17% | 約300時間 | 不問 |
測量士補は、測量士(約10%)や宅建(約15%)より合格率が高く、勉強時間も短め。同じ測量系でも、測量士と測量士補では難易度に差があります。
また測量士補は、土地家屋調査士試験の午前免除に使える「入口の資格」としても取得されています。
合格に必要な勉強時間はおおむね200時間(150〜250時間)がめやすです。1日1〜2時間なら3〜6か月の計画が現実的です。
具体的な進め方は独学勉強法(勉強時間の目安つき)と学習ロードマップにまとめているので、あわせて活用してください。
混同しやすい用語
合格率 と 合格ライン(合格基準)
合格率は「受験者のうち何%が受かったか」、合格ラインは「何点取れば受かるか(28問中18問=約64%)」。難易度を実感するには合格ラインのほうが役立ちます。
測量士補 と 測量士
どちらも受験資格は不要ですが、測量士のほうが合格率が低く(約10%)、記述式もあり難易度は上です。まず測量士補から、という人が多いです。
問題:測量士補試験は、28問中18問正解(約64%)で合格できる。
〇か×か。
答え:〇
700点満点中450点(28問中18問)が合格ラインです。満点は不要です。
問題:測量士補は測量士より合格率が低く、難易度が高い。
〇か×か。
答え:×
逆です。測量士(約10%)より測量士補(約30%前後)のほうが合格率が高く、取りやすいです。
問題:測量士補の受験には、学歴や実務経験が必要である。
〇か×か。
答え:×
受験資格の制限はなく、誰でも受験できます。これも取りやすさの理由のひとつです。
今回は測量士補の難易度を、合格率・合格ライン・他資格比較から整理しました。
合格率は例年おおむね30%前後(年により変動)、合格ラインは28問中18問=約64%、勉強時間は約200時間。受験資格がなく6割強で合格でき、出題も毎年似ているため、国家資格としては取りやすい部類です。
「難しそう」で止まらず、過去問中心の対策で十分に手が届きます。学習法や出る所の記事もあわせてどうぞ。
参考(公式情報で要確認)
※ この記事の確認日:2026年6月(合格率・試験日・手数料などは公式の最新情報をご確認ください)
油断しないポイント|ソクタの一言
「取りやすい」とはいえ、無対策で受かる試験ではありません。落ちる人の多くは、計算問題を捨てすぎて18問に届かないパターンです。
計算は型が決まっているので、苦手でも数パターンを練習すれば数問は確実に取れます。合格率・試験日・受験手数料などの最新情報は、必ず国土地理院の公式サイトで確認してください。