GNSS測量機を用いた基準点測量における誤差やその軽減方法について、1〜5から「明らかに間違っているもの」を1つ選ぶ問題です。
次の1〜5の文は、GNSS測量機を用いた基準点測量における誤差やその軽減方法について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の1〜5の中から選べ。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和6年測量士補試験問題集 No.9)
問題:2周波基線解析で軽減できる誤差はどれか。
答え:電離層遅延誤差。対流圏遅延誤差は2周波では軽減できない。
混同しやすい用語
マルチパス
電波が建物・地面などに反射して受信機に届くことで生じる測位誤差。障害物のない場所で軽減できる。
サイクルスリップ
搬送波位相の観測値が電波遮断などで突然ずれる現象。アンビギュイティの再初期化が必要になる。
参考法令・規格
※ この記事の確認日:2026年5月
正解:5(選択肢5が誤り)
2周波で基線解析を行うことで軽減できるのは電離層遅延誤差。
対流圏遅延誤差は2周波では除去できない(周波数に依存しないため)。選択肢5の記述は誤り。
1〜4は正しい内容:マルチパス誤差の影響・二重位相差による時計誤差消去・PCV補正・セミ・ダイナミック補正の目的はいずれも正しい。