公共測量における測量作業機関の対応について、a〜eの記述から「明らかに間違っているものだけの組合せ」を選ぶ問題です。
次のa〜eの文は、公共測量における測量作業機関の対応について述べたものである。明らかに間違っているものだけの組合せはどれか。次の1〜5の中から選べ。
a.局地的な大雨による災害が増えていることから、現地作業に当たっては、気象情報に注意するとともに、作業地域のハザードマップを携行した。
b.測量計画機関から貸与された測量成果などのデータを格納したUSBメモリを紛失した後の対応として、会社にデータのバックアップがあり作業には影響がないことを確認するとともに、速やかに測量計画機関に報告し、その指示を求めた。また、再発防止の措置を講じた。
c.二つの測量計画機関A、Bから同時期に同じ地域での作業を受注した。作業効率を考慮し、Aから貸与された空中写真などの測量成果をBの作業にも使用した。その旨の報告は、A、Bそれぞれの成果納品時に行った。
d.基準点測量を実施する際、観測の支障となる樹木があった。現地作業を予定どおりに終わらせるため、所有者の承諾を得ずに伐採した。現地作業終了後、速やかに所有者に連絡した。
e.現地作業中は、測量計画機関から発行された身分証明書とともに、自社の身分証明書も携帯した。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和6年測量士補試験問題集 No.2)
問題:他の計画機関から貸与された測量成果を別の計画機関の作業に使用してよいか。
答え:よくない。計画機関ごとに成果の管理義務があり、無断流用は不可。
混同しやすい用語
測量計画機関
公共測量を計画・発注する機関。作業規程を定め国土地理院の認証を受ける。
測量作業機関
計画機関から委託を受けて実際の測量作業を実施する機関。
参考法令・規格
※ この記事の確認日:2026年5月
正解:4(c・dが誤り)
c:測量計画機関Aから貸与された測量成果を、別の計画機関Bの作業に無断で流用することは禁止されている。
d:観測の支障となる樹木の伐採は、所有者の承諾を得てから行わなければならない。承諾なしの伐採は違反。