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多角測量(トラバース)できょう角の観測値が与えられ、新点における既知点の方向角を求める計算問題です。「前の方向角+きょう角−180°」を順に適用します。
図6に示すように、既知点A・Bと新点⑴・⑵からなる結合多角測量を実施し、表6のとおり、各点におけるきょう角の観測値を得た。新点⑴における既知点Bの方向角は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
ただし、既知点Aにおける既知点Cの方向角 TA は 225°12′40″ とする。
表6 各測点のきょう角の観測値(路線は A→⑵→⑴→B)
| 測点 | きょう角(観測値) |
|---|---|
| 既知点A | 262°26′30″ |
| 新点⑵ | 94°32′10″ |
| 新点⑴ | 273°08′50″ |
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和3年測量士補試験問題集 No.6)
※ 度・分・秒のたし算は「60進法」:秒が60以上なら60を引いて分へ1繰り上げ、分が60以上なら60を引いて度へ1繰り上げます(時計と同じ)。
① 既知点A → 新点⑵ の方向角
基準となる方向角 TA(A→C)=225°12′40″ はすでにAの前進方向角なので、Aのきょう角をそのまま加えます(−180°は不要)。
225°12′40″ + 262°26′30″ を位ごとに計算すると:
・秒:40″+30″=70″ → 60″くり上げて 1′10″
・分:12′+26′+(くり上げ1′)=39′
・度:225°+262°=487° よって 487°39′10″
方向角は0°〜360°に収めるので、360°を引いて → 127°39′10″
② 新点⑵ → 新点⑴ の方向角
ここから先は測点を通過するので「前の方向角 + きょう角 − 180°」。
127°39′10″ + 94°32′10″ = 222°11′20″(秒20″、分39+32=71′→1°11′くり上げ、度127+94+1=222°)。
ここから180°を引いて → 42°11′20″
③ 新点⑴ → 既知点B の方向角
42°11′20″ + 273°08′50″ = 315°20′10″(秒20+50=70″→1′10″、分11+8+1=20′、度42+273=315°)。
180°を引いて → 135°20′10″
よって新点⑴における既知点Bの方向角は
135°20′10″(選択肢4)
となります。秒・分の繰り上がり(60進法)に注意して、度・分・秒それぞれを丁寧に足し引きするのがコツです。最初の1ステップだけ−180°を使わない(同じ点Aの基準方向角に角を足すだけ)点が引っかけどころです。
独学でここまでの整理がきついと感じたら、講義で手順から補うのが近道です。
方向角の計算は「前の方向角 + きょう角 − 180°」の繰り返し。これに尽きます。あとは60進法の繰り上げ・繰り下げと、0〜360°への±360°調整を落ち着いて行えば確実に取れる得点源です。
問題:トラバースで次の測点の方向角を求める基本式は?
答え:次の方向角=前の方向角+きょう角−180°(必要に応じ±360°)。
計算問題は解き方の「型」を押さえると安定して得点できます。頻出パターンは測量士補の計算問題の解法パターンで整理できます。
それでも計算問題で手が止まる・独学だとつらい人は、解き方の手順から教えてくれる通信講座が近道です。数学が苦手でも進めやすい講座はアガルート測量士補講座の評判で確認できます。
※ この記事の確認日:2026年6月
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正解:4(135°20′10″)
出発方向角にきょう角を順に足し、180°を引いていきます。