3つの既知点A・B・Cから新点Pへ水準測量を行い、新点Pの標高の最確値を求める計算問題です。各路線の標高に「路線長の逆数(重み)」を掛けた加重平均で求めます。
既知点A、B及びCから新点Pの標高を求めるために、公共測量における2級水準測量を実施し、表13−1の結果を得た。新点Pの標高の最確値は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
※ 表13(各既知点の標高、観測高低差、観測距離(路線長))は国土地理院の試験問題(PDF)でご確認ください。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和3年測量士補試験問題集 No.13)
手順①:各路線からPの標高を計算
HP(A)=HA+(A→Pの観測高低差)、同様にB・Cからも求める。
手順②:路線長の逆数を重みにして加重平均
水準測量では、重み P は路線長 S に反比例(P=1/S)。
HP= ( PAHP(A)+PBHP(B)+PCHP(C) ) ÷ ( PA+PB+PC )
表13の標高・高低差・路線長を上の式に代入すると、新点Pの標高の最確値は5.219m(選択肢2)になります。
水準測量の最確値は「路線長の逆数を重みにした加重平均」。距離が短い(精度が高い)路線ほど重みが大きくなります。計算を楽にするには、まず各路線のPの標高を求め、共通の概略値からの差で加重平均すると速いです。
問題:水準測量で観測値の重みは何に反比例するか。
答え:路線長(観測距離)に反比例する。
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:2(5.219m)
各路線で求めたPの標高を、路線長の逆数を重みとして加重平均します。