公共測量における水準測量の実施方法について、1〜5の記述から「明らかに間違っているもの」を選ぶ問題です。レベルの設置位置の原則がポイントです。
次の文は、公共測量における水準測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和3年測量士補試験問題集 No.11)
| No. | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 誤った読定値は訂正せず再観測が原則。正しい。 |
| 2 | ○(正しい) | 直射日光は気泡管・機材に影響するため日傘などで避ける。正しい。 |
| 3 | ○(正しい) | 標尺は2本1組で、往と復で立てる位置を入れ替える。零点誤差対策として正しい。 |
| 4 | ×(誤り) | レベルは前視と後視の視準距離が等しくなる位置(両標尺のほぼ中間)に据えるのが原則。曲がり角(標尺位置)にレベルを置くと視準距離が不等になり、視準線誤差を消去できない。誤り。 |
| 5 | ○(正しい) | 固定点で中断した場合、再開時に異常を点検できるようにする。正しい。 |
水準測量の大原則は「レベルは前視・後視の中間(等距離)に据える」。これにより視準線誤差・大気屈折誤差が相殺されます。「曲がり角にレベルを置く」は等距離が崩れるので誤りと判断できます。
問題:視準線誤差や大気屈折誤差を消去するため、レベルはどこに据えるか。
答え:前視と後視の視準距離が等しくなる位置(両標尺のほぼ中間)。
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:4(レベル設置位置が誤り)
レベルは前視・後視の視準距離が等しくなる位置に据えます。