公共測量において2級水準測量を実施している。視準距離を確認したところレベルから前視標尺までは61m、後視標尺までは63mであった。観測者がとるべき適切な処置はどれか。次の1〜5の中から選べ。
ただし、後視標尺は水準点標石に立てており動かせないものとする。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和8年測量士補試験問題集 No.10)
2級水準測量の視準距離制限:60m以内
現在、前視61m・後視63mはともに60mを超えており規定違反。後視(水準点)は動かせないため、レベルを後視方向(水準点に近づく方向)に移動させます。
| 選択肢 | 後視距離 | 前視距離 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 1. そのまま続ける | 63m | 61m | ✗(両方60m超) |
| 2. レベルを後視方向に1m移動 | 62m | 62m | ✗(両方60m超) |
| 3. レベルを前視方向に2m移動、前視を6m遠ざける | 65m | 65m | ✗(悪化) |
| 4. レベルを後視方向に2m移動、前視を2m近づける | 61m | 61m | ✗(60m超) |
| 5. レベルを後視方向に4m移動、前視を6m近づける | 59m | 59m | ✓(両方60m以内) |
選択肢5の計算:
後視距離:63 − 4 = 59m ≤ 60m ✓
前視距離:レベルが後視方向に4m移動 → 61+4=65m、さらに前視標尺を6m近づける → 65−6=59m ≤ 60m ✓
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:5
「レベルを後視方向に4m移動し整置させ、前視標尺をレベルの方向に6m近づけ整置させる。」