本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。
次の1〜5の文は、トータルステーション(以下「TS」という。)を用いた水平角観測において生じる誤差について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の1〜5の中から選べ。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和8年測量士補試験問題集 No.5)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1. 視準軸誤差は、望遠鏡の視準線に対し、視準軸が一致しないために観測角に生じる誤差である。 | ○(正しい) | 視準軸(コリメーション)誤差の正しい定義。正反観測で消去できる。 |
| 2. 鉛直軸誤差は、TSの鉛直軸に対し、TSの水平軸が直交しないために水平角に生じる誤差である。 | ×(誤り) | 「TSの鉛直軸に対し水平軸が直交しない」ために生じるのは水平軸誤差(トラニオン軸誤差)。鉛直軸誤差は、整準不完全によりTSの鉛直軸が真の鉛直方向と一致しないために生じる誤差である。 |
| 3. 偏心誤差は、TSの度盤の中心がTSの水平回転軸の中心を通っていないために生じる誤差である。 | ○(正しい) | 偏心誤差(センタリングエラー)の正しい定義。 |
| 4. 外心誤差は、望遠鏡の視準線がTSの鉛直軸と交わらない場合に生じる誤差である。 | ○(正しい) | 外心誤差の正しい定義。正反観測で消去できる。 |
| 5. 目盛誤差は、度盤の目盛間隔が均等でないために生じる誤差である。 | ○(正しい) | 目盛誤差の正しい定義。対回数を増やすことで影響を軽減できる。 |
| 誤差の種類 | 原因 | 消去方法 |
|---|---|---|
| 視準軸誤差 | 視準線と水平軸が直交しない | 正反観測で消去 |
| 水平軸誤差 | 水平軸と鉛直軸が直交しない | 正反観測で消去 |
| 鉛直軸誤差 | 整準不完全で鉛直軸が傾く | 正反観測では消去不可。丁寧な整準が必要 |
| 偏心誤差 | 度盤中心と回転軸がずれる | 対回観測で軽減 |
問題:水平軸と鉛直軸が直交しないために生じる誤差は何か。正反観測で消去できない誤差は何か。
答え:前者は水平軸誤差(トラニオン軸誤差)。正反(望遠鏡正・反)観測で消去できないのは鉛直軸誤差(整準不完全による)。
試験では水平軸誤差と鉛直軸誤差の取り違え、「鉛直軸誤差も正反観測で消える」とする誤りがひっかけ。鉛直軸誤差だけは丁寧な整準でしか減らせません。
過去問は解きっぱなしにせず、同種の問題で反復するのが合格への近道です。ただ「解説を読んでも計算過程が追えない」と感じ始めたら、独学の詰まりどころに来ています。
自分に合う一冊はテキスト・過去問集の選び方で。独学を続けるか講義で補うか迷うなら独学と通信講座どっちが向くかで比べられます。
※ この記事の確認日:2026年6月
スキマ時間に
おすすめ書籍
測量士補対策の定番(テキストで基礎固め+過去問で腕試し)。価格・在庫は各ページで確認
正解:2