GISで扱うデータ形式(ラスタ・ベクタ)やGISの機能について、明らかに間違っているものを選ぶ問題です。
次の文は、GISで扱うデータ形式やGISの機能について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和2年測量士補試験問題集 No.24)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1. ラスタデータは格子状の画素で輝度・濃淡を表現する。 | ○(正しい) | ラスタの説明として正しい。 |
| 2. ベクタデータは座標値を持つ点・点列で、長さ・面積の幾何処理が容易。 | ○(正しい) | ベクタの説明として正しい。 |
| 3. 地物から一定距離内の範囲を抽出し面積を求められる(バッファ)。 | ○(正しい) | バッファ解析で可能。正しい。 |
| 4. ネットワーク構造化されていない道路中心線に速度属性を与えれば、到達圏がわかる。 | ×(誤り) | 到達圏(時間圏)分析にはネットワーク構造化されたデータが必要。構造化されていないデータでは経路探索ができず、到達範囲は求められない。 |
| 5. ベクタの属性情報をデータの近くに表示できる。 | ○(正しい) | 属性のラベル表示は可能。正しい。 |
到達圏(時間圏)・最短経路などのネットワーク分析には、ネットワーク構造化が必須。「構造化されていない」のに経路系の分析ができる、という記述は誤りです。バッファ解析(選択肢3)は構造化不要でできる点と区別しましょう。
問題:ある地点から指定時間で到達できる範囲を求めるには、道路データに何が必要か。
答え:ネットワーク構造化(と速度・コスト属性)が必要。
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:4(ネットワーク構造化が必要な点が誤り)