水準測量を実施するときに留意すべき事項について、1〜5の記述から「明らかに間違っているもの」を1つ選ぶ問題です。
次の文は、水準測量を実施するときに留意すべき事項について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和4年測量士補試験問題集 No.10)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1. レベル及び標尺は、作業期間中においても適宜、点検及び調整を行う。 | ○(正しい) | 機器は作業中も適宜点検・調整するのが原則。 |
| 2. 標尺は2本1組とし、往路及び復路の出発点で立てる標尺を同じにする。 | ×(誤り) | 標尺の零点(目盛0)誤差を消すには測点数(据付回数)を偶数にして、各路線の出発点と到着点で同じ標尺になるようにする。「往路と復路の出発点を同じ標尺に」では零点誤差は消せず、誤り。 |
| 3. 往復観測で水準点間の測点数が多い場合は、固定点を設け、往路・復路で共通して使用する。 | ○(正しい) | 長い区間では固定点を設け往復で共用するのは適切。 |
| 4. 自動レベル・電子レベルでは、円形水準器・視準線の点検調整のほか、コンペンセータの点検を行う。 | ○(正しい) | 自動補正機構(コンペンセータ)の点検も必要。 |
| 5. 三脚の2脚を進行方向に平行に設置し、特定の1本を常に同一の標尺に向けて整置する。 | ○(正しい) | 三脚の据付の留意点として適切。 |
標尺の零点誤差消去=測点数を偶数にする。出発点と到着点で同じ標尺になることがポイントです。
「往路・復路の出発点で同じ標尺」は誤り。零点誤差の消去の理屈と結びつけて覚えましょう。
問題:標尺の零点誤差を消すために、測点数(据付回数)を偶数にする。○か×か。
答え:○
測点数を偶数にすると、出発点と到着点で同じ標尺になり零点誤差が相殺されます。
参考規格
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:2(選択肢2が誤り)
標尺の零点誤差を消すには「測点数(据付回数)を偶数にする」のが正しく、記述2の扱いが誤りです。