一般的な地図編集における取捨選択・転位・総描の技術的手法について、1〜5の記述から「明らかに間違っているもの」を1つ選ぶ問題です。
次の文は、一般的な地図編集における地形、地物の取捨選択、転位及び総描についての技術的手法を述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和4年測量士補試験問題集 No.23)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1. 一般的に重要度が低い対象物でも、局地的に極めて重要度が高い場合は省略しない。 | ○(正しい) | 局地的に重要な目標物(目印)は残す。適切。 |
| 2. 河川と市町村界が近接し転位が必要となる場合は、河川を転位する。 | ×(誤り) | 転位の優先順位では自然物(河川)を真位置に保ち、境界(市町村界)を転位する。河川を動かすのは誤り。 |
| 3. 三角点が道路と近接し転位が必要な場合は、三角点を真位置に描画し、道路を転位する。 | ○(正しい) | 三角点(測量の基準)は真位置を最優先。道路を転位する。 |
| 4. 建物が密集して全てを表示できない場合は、取捨選択して表示できる。 | ○(正しい) | 密集地は取捨選択するのが適切。 |
| 5. 建物の形状が複雑な場合は、相似性を失わない範囲で形状を修飾し総描する。 | ○(正しい) | 総描の考え方どおり。 |
転位の優先(真位置を保つ)順:三角点等の基準 > 自然物(河川等)> 人工物(道路等)> 境界。
河川は真位置、境界を動かす。「河川を転位」は優先順位が逆で誤りです。
問題:河川と市町村界が近接して転位が必要なとき、どちらを転位するか。
答え:市町村界(境界)を転位する
河川(自然物)は真位置に保ちます。
参考規格
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:2(選択肢2が誤り)
河川と市町村界が近接した場合は、河川を真位置に保ち、市町村界を転位します。