1級水準測量の観測高低差に標尺補正を行う計算問題です。標尺改正数と膨張係数(温度補正)を使います。
水準点A〜B間で1級水準測量を実施し、表9の結果を得た。標尺補正を行った後のA・B間の高低差は幾らか。標尺改正数は20℃において−6.60 μm/m、膨張係数は0.6×10⁻⁶/℃。区間A→B:観測距離2.151 km、高低差−14.6824 m、気温6.0℃。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(平成25年測量士補試験問題集 No.9)
標尺補正は「(標尺改正数+膨張係数×(気温−20℃))×高低差」で求めます。気温6.0℃は基準20℃より低いため、膨張側の補正は負になります。
よって選択肢1(−14.6822 m)です。
標尺補正量=(改正数+膨張係数×(気温−20℃))×高低差。気温が20℃より低いと膨張側の補正は負。改正数(−6.60)と膨張補正(−8.40)を足すと−15.0μm/mになります。単位はμm/m(10⁻⁶)。
問題:標尺補正で、気温が基準温度(20℃)より低いとき、膨張係数による補正の符号は。
答え:負(マイナス側)。
(気温−20℃)が負になるためです。
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:1(−14.6822 m)
1 m当たりの補正量を求め、高低差に掛けます。