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平成23年 測量士補 No.6 解説|偏心観測の補正計算

既知点Aから既知点Bへの視通が確保できず、Bの近傍に偏心点Pを設けて観測したときの水平角T(∠BAC)を求める偏心観測の補正計算です。

問題

既知点Aから既知点Bを基準に水平角を観測して新点Cの方向角を求めようとしたが、AからBへの視通が確保できず、Bの近傍に偏心点Pを設けて観測し、表6を得た。∠BAC(T)は幾らか。ただし、既知点AB間の距離S=2,000.000 m、1ラジアン=2″×10⁵。観測結果:T'=53°25′23″、e=2.000 m、φ=330°00′00″(sin30°=0.5)。

  1. 53°21′33″
  2. 53°22′03″
  3. 53°23′13″
  4. 53°23′43″
  5. 53°24′13″

正解:4(53°23′43″)

偏心補正量を求め、観測値T'から差し引きます。

解き方

偏心点Pは既知点Bの近くにあり、Aから見るとPとBの方向が少しずれます。補正量x=ρ″×e×sin(角)÷Sを求め、観測した水平角T'を補正します。

補正量 x″ = ρ″ × e × sin(360°−φ) ÷ S
  = (2×10⁵) × 2.000 × sin30° ÷ 2,000
  = 200,000 × 2.000 × 0.5 ÷ 2,000 = 100″ = 0°01′40″
T = T' − x = 53°25′23″ − 0°01′40″ = 53°23′43″

よって選択肢4(53°23′43″)です。

試験で押さえるポイント

偏心補正量 x″=ρ″×e×sin(角)÷S。ρ″は1ラジアンの秒数(本問では2×10⁵)。偏心角φ=330°から、ずれに効く角は360°−330°=30°でsin30°=0.5。最後にT'から補正量を引いてTを求めます。

一問一答

問題:偏心観測の補正量は、どのような式で求めるか。

答え:ρ″×偏心距離×sin(角)÷距離。

ρ″は1ラジアンを秒で表した値です。

偏心観測の計算は?

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