GPS測量の誤差について、空欄ア〜エに入る語句を選ぶ問題です。電離層遅延誤差・対流圏遅延誤差・ネットワーク型RTK-GPS・マルチパスがポイントです。
次の文の空欄ア〜エに入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。
GPS衛星から観測点までに電波が伝搬する過程で生ずる誤差のうち、(ア)は周波数に依存するため2周波の観測により軽減できるが、(イ)は周波数に依存せず2周波で軽減できないため、基線解析ソフトウェアの標準値で近似的に補正する。(ウ)法では、基準局の観測データから作られる補正量などを取得し解析処理を行うことで軽減を図る。ただし、GPS衛星から直接到達する電波以外が構造物などに当たって反射し受信される現象である(エ)による誤差は、(ウ)法でも補正できないので、選点では周辺に構造物がない場所を選ぶ。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(平成23年測量士補試験問題集 No.5)
よって組合せは選択肢1です。
2周波で軽減できるのは電離層遅延誤差、対流圏遅延誤差は軽減できない。マルチパスは反射波が原因で、補正できないので周辺に構造物のない場所を選ぶ。電離層と対流圏の取り違えに注意します。
問題:2周波の観測で軽減できるのは、電離層と対流圏のどちらの遅延誤差か。
答え:電離層遅延誤差。
対流圏遅延誤差は周波数に依存せず軽減できません。
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:1(電離層遅延誤差/対流圏遅延誤差/ネットワーク型RTK-GPS/マルチパス)
用語の対応を押さえます。