初心者が学ぶ測量士補

初心者が学ぶ測量士補
  1. HOME > 平成23年 過去問解説 > 平成23年 測量士補 No.24 解説|地理情報システム(GIS)

平成23年 測量士補 No.24 解説|地理情報システム(GIS)

地理空間情報とGISを組み合わせてできることについて、5つの記述から「明らかに間違っているもの」を選ぶ問題です。画像から抽出できないデータがポイントです。

問題

次の文は、様々な地理空間情報とGISを組み合わせることによってできることについて述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。

  1. 地中に埋設されている下水管の位置・経路・埋設年・種類・口径などのデータを基盤地図情報に重ね合わせ、下水道を管理するシステムを構築する。
  2. 地球観測衛星「だいち」で観測された画像から市町村の行政界を抽出し、市町村合併の変遷を視覚化するシステムを構築する。
  3. コンビニエンスストアの位置情報及び居住者の数に関する属性をもった建物データを利用し、任意の地点から指定距離を半径とする円内のコンビニ数や居住人口を計算して出店計画を支援する。
  4. 植生分類ごとにポリゴン化された植生域データのレイヤとカモシカの生息域データのレイヤを重ね合わせ、どの植生域にカモシカが生息しているかを分析する。
  5. 構造化された道路中心線データを利用し、火災現場の位置座標を入力することで、消防署から火災現場までの最短ルートを表示し、到達時間を計算するシステムを構築する。

正解:2(行政界は画像から抽出できない)

選択肢2が誤りです。

各記述の正誤と解説

No.正誤解説
1下水管データを基盤地図情報に重ね下水道管理。正しい。
2×行政界は画像に写らないため画像から抽出できない。属性データ(境界データ)が必要。誤り。
3コンビニ位置と人口で出店計画支援。正しい。
4植生域と生息域のレイヤ重ね合わせで分析。正しい。
5道路中心線データで最短ルート・到達時間計算。正しい。

試験で押さえるポイント

行政界は地表に見える地物ではないので、衛星画像からは自動抽出できない。行政界は別途の境界データ(属性情報)として与える必要があります。「画像から抽出」系の選択肢は、対象が画像に写るかどうかで判断します。

一問一答

問題:市町村の行政界は、衛星画像から抽出できるか。

答え:できない。

行政界は画像に写らないため、別の境界データが必要です。

GISとは?

平成23年 過去問解説 一覧へ

初心者が学ぶ測量士補 編集部

この記事を書いた人

初心者が学ぶ測量士補 編集部

測量士補試験の用語・計算・法規を、国土地理院の公式情報と作業規程の準則に照らして整理しています。

Topへ >>

  1. HOME > 平成23年 過去問解説 > 平成23年 測量士補 No.24 解説|地理情報システム(GIS)