公共測量におけるGNSS測量について、5つの記述から「明らかに間違っているもの」を選ぶ問題です。アンテナ高の統一とマルチパスの関係がポイントです。
次の文は、公共測量におけるGNSS測量について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(平成26年測量士補試験問題集 No.7)
| No. | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○ | スタティック・短縮スタティック法の基線解析は原則PCV補正。正しい。 |
| 2 | ○ | 基線解析結果はFIX解を用いる。正しい。 |
| 3 | ○ | 衛星配置が片寄った時間帯の観測は避ける。正しい。 |
| 4 | × | アンテナ高の統一はマルチパス対策にならない。マルチパスは周囲の反射波が原因で、アンテナ高をそろえても防げない。 |
| 5 | ○ | 電波発信源の近傍の観測は避ける。正しい。 |
マルチパスは周囲の反射物(建物・地面)による反射波が原因。アンテナ高の統一や向きの統一はアンテナ特性の誤差対策で、マルチパスは防げません。マルチパス対策は反射物のない場所を選ぶ・低仰角衛星を避けることです。
問題:全観測点でアンテナ高を統一すると、マルチパスを防げるか。
答え:防げない。
マルチパスは周囲の反射波が原因で、アンテナ高の統一では対策になりません。
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:4(アンテナ高の統一はマルチパス対策ではない)
選択肢4が誤りです。