地理情報システム(GIS)の機能について、5つの記述から「明らかに間違っているもの」を選ぶ問題です。トレースとデータ精度の関係がポイントです。
次の文は、GISの機能について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(平成26年測量士補試験問題集 No.24)
| No. | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○ | ベクタを変換しラスタを作成できる。正しい。 |
| 2 | ○ | ラスタの投影変換で画質低下することがある。正しい。 |
| 3 | × | トレースしても元のラスタデータの精度を超えることはできない。「元より位置精度の良い」は誤り。 |
| 4 | ○ | 属性情報を文字で表示できる。正しい。 |
| 5 | ○ | バッファで一定距離内の範囲を抽出し面積算出できる。正しい。 |
トレースで作るベクタデータは、元のラスタデータの精度が上限。拡大してなぞっても、元データに含まれる誤差以上の精度は得られません。「元より位置精度が良くなる」という記述は誤りの定番です。
問題:ラスタデータをトレースして作ったベクタデータは、元データより位置精度が良くなるか。
答え:良くならない。
元のラスタデータの精度が上限です。
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:3(トレースしても元データより高精度にはならない)
選択肢3が誤りです。