地理空間情報を用いたGISの利用について、5つの記述から「明らかに間違っているもの」を選ぶ問題です。DTM(地表面モデル)で建物の高さが分かるかがポイントです。
次の文は、地理空間情報を用いたGIS(地理情報システム)での利用について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和元年測量士補試験問題集 No.24)
| No. | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○ | 人口メッシュと点データのバッファ集計は可能。正しい。 |
| 2 | ○ | ネットワーク解析で最短ルートを求められる。正しい。 |
| 3 | × | DTMは地表面(建物を除いた地盤)のモデルなので、建物の高さは分からない。建物の高さには数値表層モデル(DSM)や建物高さデータが必要。よって誤り。 |
| 4 | ○ | 属性で建物面を色分け表示するのは可能。正しい。 |
| 5 | ○ | 浸水区域と建物面の重ね合わせで家屋数を集計できる。正しい。 |
急所はDTM=地表面(地盤)/DSM=建物や樹木を含む表層の違い。建物の高さを使う処理にDTMは使えません。
問題:建物の高さを求めるのに、DTMとDSMのどちらが必要か。
答え:DSM(およびDTMとの差)。
DTMは地盤のみ。建物を含む高さはDSMで得られます。
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:3(DTMでは建物の高さは分からない)
選択肢3が誤りです。