3級水準測量で前視・後視の視準距離に差があったとき、観測者が取るべき処置を選ぶ問題です。前視と後視を等距離にそろえるのが原則です。
公共測量において3級水準測量を実施していたとき、レベルで視準距離を確認したところ、前視標尺までは70 m、後視標尺までは72 mであった。観測者が取るべき処置を次の中から選べ。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和元年測量士補試験問題集 No.11)
水準測量では前視と後視の視準距離を等しくするのが原則です。今は後視72 m・前視70 mで差2 m。これを等しくする処置を探します。
選択肢4を当てはめます。
選択肢1〜3はいずれも等距離にならず、5(そのまま)は差2 mを放置するので不適切。正解は選択肢4です。
レベルを後視方向にxだけ動かすと後視は−x、前視は+x変わります。標尺を動かすとその視準距離だけが変わります。最終的に前視=後視になる選択肢を選びます。
問題:水準測量で前視と後視の視準距離を等しくするのは、何の誤差を消すためか。
答え:視準線誤差(および球差・気差)。
前後等距離で前視・後視に同量入る誤差が相殺されます。
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:4(前視・後視をともに69 mにそろえる)
レベルを後視方向に3 m、前視標尺を4 m近づけると両方69 mになります。