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数値標高モデルと数値表層モデルの違いは?

ソクタ

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「DEM」と「DSM」、どっちが地面の高さでどっちが建物や木を含む高さかわかりますか?それぞれが表すものの違いをここで整理します。

この記事の要点

DEMとDSMの違いを測量士補試験の視点で整理します。DEMは地面の標高モデル、DSMは建物・樹木を含む地表面の標高モデルです。DTMとの違いも解説します。

DEMは建物や樹木を除いた地面の標高、DSMはそれらを含む表面の標高です。

名前が似ているので混同しやすいポイントです。

ここでは、DEM・DSM・DTMの違いと使い分けを整理します。

DEM(Digital Elevation Model:数値標高モデル)とは、地面(裸地)の標高を格子状に記録したデジタルデータです。

写真測量や航空レーザー測量によって取得されるDEMとDSMは、名前が似ているため混同しやすいです。

何を表している標高モデルかを正確に理解することが試験対策の要点です。

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一言でいうと、DEM(数値標高モデル)は「建物・木を除いた地面の高さのモデル」、DSM(数値表層モデル)は「建物・樹木を含む表面の高さのモデル」です。ソクタは「DEM=建物を全部どかした更地の凹凸、DSM=そのまま全部の高さ」みたいなイメージをしています。

DEM・DSM・DTMとは

DEMの意味・定義

DEM(Digital Elevation Model:数値標高モデル)とは、建物・樹木・橋梁などの地物を除いた地面そのものの標高を格子状(ラスタ形式)に記録したデータです。

DEMは「数値地形モデル」と呼ばれることもありますが、厳密には数値地形モデルはDTM(Digital Terrain Model)の訳語です。

地形の起伏を数値で表したものです。

DEMはオルソ画像の作成・浸水シミュレーション・傾斜解析など多様な用途に使われます。

航空レーザー測量では点群データからDEMを生成します。

DSMの意味・定義

DSM(Digital Surface Model:数値表層モデル)とは、建物・樹木・橋梁などを含む地表面の最も高い面の標高を格子状に記録したデータです。

航空機やドローンから見た地表の高さを表します。

DSMから建物・樹木などの高さ(nDSM)を引くと、地面の高さに相当するDEMを求めることができます。

DEM・DSM・DTMの違い

3つのモデルの違いを表でまとめます。

地形測量・写真測量の作業方法は、作業規程の準則(下図)で規定されています。

作業規程の準則 第3編 地形測量及び写真測量 第1章 通則
出所:国土交通省「公共測量 作業規程の準則」p.47 第3編 地形測量及び写真測量 第1章 通則(第103条)
名称 表す面 建物・樹木の扱い
DEM(数値標高モデル) 地面(裸地)の標高 除去済み
DSM(数値表層モデル) 地表面の最も高い面の標高 含む
DTM(数値地形モデル) 地形の形状(等高線・構造線を含む) 除去済み(DEMより詳細)

DEMとDTMはどちらも「地面の高さ」を表しますが、DTMは等高線・尾根・谷などの地形構造線も含んだより詳細な地形モデルです。

試験ではDEMとDSMの区別が特に重要です。

試験で問われやすいポイント

令和3年第24問(GIS)では、「地震発生前後の数値表層モデル(DSM)を比較することで、倒壊建物を推定し被災状況を概観する地図を作成可能」という選択肢が正しい文として出題されています(正答2: a,cが誤り)。

「DEMは建物・樹木を除いた地面の標高モデル」「DSMは建物・樹木を含む地表面の標高モデル」という基本定義はGIS問題の前提知識です。

混同しやすい用語

DEM と DSM

DEM(数値標高モデル)は地面の標高、DSM(数値表層モデル)は建物・樹木を含む地表面の標高です。

「D」「E/S」「M」という略語で区別し、地面かどうかで覚えます。

DEM と DTM

どちらも建物を除いた地形の標高を表しますが、DTMは等高線・構造線などを含むより詳細なモデルです。

一般的な試験レベルではDEMとDSMの区別が最重要です。

試験での問われ方|ソクタの一言

「DSMには建物や樹木の高さが含まれる」は正しい文です。

「DEMも建物の標高を含む」は誤りです。

DEM=地面(建物除去済み)、DSM=地表面(建物・樹木含む)という対応を確実に覚えましょう。

オルソ画像作成にDEMが必要という組み合わせも合わせて整理しておくと効果的です。

一問一答

問題:DEM(数値標高モデル)は建物や樹木などを含む地表面の最も高い面の標高を記録したモデルである。

〇か×か。

答え:×

建物・樹木などを含む地表面の標高モデルはDSMです。DEMは建物・樹木を除いた地面の標高モデルです。

問題:DSM(数値表層モデル)には建物や樹木の高さが含まれる。

〇か×か。

答え:

DSMは建物・樹木を含む地表面(最も高い面)の標高モデルです。

問題:オルソ画像の作成にはDEMが必要である。

〇か×か。

答え:

オルソ画像作成では地形起伏の補正にDEMの標高データが必要です。

まとめ

今回は数値標高モデル(DEM)と数値表層モデル(DSM)の違いについて説明しました。

DEM(数値標高モデル)は建物・樹木を除いた地面の標高モデル、DSM(数値表層モデル)は建物・樹木を含む地表面の標高モデルです。

測量分野ではDEMがオルソ画像作成や地形解析に広く使われます。

DEM・DSM・DTMの違いをセットで整理しておきましょう。

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参考法令・規格

  • 測量法(昭和24年法律第188号)
  • 公共測量作業規程の準則(国土交通省)第6章 地形測量
初心者が学ぶ測量士補 編集部

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初心者が学ぶ測量士補 編集部

測量士補試験の用語・計算・法規を、国土地理院の公式情報と作業規程の準則に照らして整理しています。

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