一直線上のA・B・Cで測った距離から、器械定数と反射鏡定数を考慮して、定数補正前のBC間の距離を求める計算問題です。定数が測定回数ぶん入る関係を使います。
平たんな土地に点A、B、Cを一直線上に設けて、器械高及び反射鏡高を同一にしてAB、BC、AC間の距離を測定した。その結果から器械定数と反射鏡定数の和を求め、定数補正後のAC間の距離718.400 mを得た。定数補正前のAB、AC間の測定距離は表のとおりである。この場合の定数補正前のBC間の測定距離は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。
| 測定区間 | 測定距離 |
|---|---|
| AB | 362.711 m |
| AC | 718.370 m |
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(平成30年測量士補試験問題集 No.7)
STEP1:定数Kを求める。AC間は1回の測定なので、補正後=補正前+Kです。
STEP2:補正前BCを求める。A・B・Cは一直線なので、真の距離では AC=AB+BC。真の距離=測定距離+K(測定1回につきK)です。AC(1回)=AB(1回)+BC(1回)より、測定値どうしの関係は次のようになります。
よって選択肢1です。
ポイントは定数が「測定回数ぶん」入ること。AB+BCは2回(K2つ)、ACは1回(K1つ)。だから単純に718.370−362.711=355.659としてはダメで、Kを1つ余分に引く必要があります。
問題:器械定数・反射鏡定数は、1回の距離測定につき何回分入るか。
答え:1回分(一定量)。
距離の長さによらず、測定ごとに同じ定数が加わります。
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:1(355.629 m)
定数K=0.030 mを求め、補正前BC=AC−AB−Kとします。