気温の影響を考慮した標尺補正の計算問題です。標尺改正数と膨張係数から補正量を求め、観測高低差に加えます。
1級水準測量で、水準点A、B間の観測高低差を得た。標尺補正を行った後のA、B間の観測高低差は幾らか。最も近いものを次の中から選べ。ただし、標尺の標尺改正数は20℃において+12μm/m、膨張係数は+1.2×10⁻⁶/℃とする。
| 観測路線 | 観測距離 | 観測高低差 | 気温 |
|---|---|---|---|
| A→B | 2.0 km | +55.5000 m | 25℃ |
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(平成30年測量士補試験問題集 No.11)
標尺補正量は、観測高低差 ×(その気温での1mあたりの伸縮)で求めます。気温25℃なので、20℃からの差は5℃です。
よって選択肢4です。
補正率は「標尺改正数+膨張係数×(気温−20)」。気温が基準(20℃)より高いと尺が伸び、補正量はプラス。最後に観測高低差を掛けるのを忘れないようにします。
問題:標尺補正量は、観測高低差に何を掛けて求めるか。
答え:その気温での1mあたりの補正率(改正数+膨張係数×(気温−20))。
観測距離ではなく観測高低差に掛けます。
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:4(+55.5010 m)
補正量=高低差×{改正数+膨張係数×(気温−20)}で求めます。