公共測量における航空レーザ測量について、a〜eのうち「明らかに間違っているもの」が幾つあるかを数える問題です。水部データと雲の影響がポイントです。
次のa〜eの文は、公共測量における航空レーザ測量について述べたものである。明らかに間違っているものは幾つあるか。次の中から選べ。
a.航空レーザ測量では、水面の状況によらず水部のデータを取得することができる。
b.航空レーザ測量では、計測データを基にして数値地形モデル(DTM)を作成することができる。
c.航空レーザ測量では、GNSS/IMU装置、レーザ測距装置等により構成されたシステムを使用する。
d.航空レーザ測量では、雲の影響を受けずにデータを取得することができる。
e.航空レーザ測量では、フィルタリング及び点検のための航空レーザ用数値写真を同時期に撮影する。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(平成27年測量士補試験問題集 No.20)
| 記述 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| a | × | 近赤外レーザは水面で反射・吸収され、水部(水底)データの取得は困難。「状況によらず取得」は誤り。 |
| b | ○ | 計測データから数値地形モデル(DTM)を作成できる。正しい。 |
| c | ○ | GNSS/IMU装置とレーザ測距装置で構成。正しい。 |
| d | × | レーザは雲を透過できず、雲があると計測できない。「雲の影響を受けずに」は誤り。 |
| e | ○ | フィルタリング・点検用の数値写真を同時期に撮影。正しい。 |
間違いは a・d の2つなので、選択肢3です。
航空レーザは水部データの取得が困難(水面で反射・吸収)/雲を透過できない。この2点が誤りの定番です。一方、DTM作成・GNSS/IMU構成・点検用数値写真の同時期撮影は正しい記述です。
問題:航空レーザ測量で、水面の状況によらず水部のデータを取得できるか。
答え:できない(取得困難)。
レーザが水面で反射・吸収されるためです。
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:3(間違っているのは a・d の2つ)
水部データは取得困難、レーザは雲を透過できません。