GNSS測量における誤差について、5つの記述から「明らかに間違っているもの」を選ぶ問題です。2周波観測で軽減できる誤差がポイントです。
次の文は、GNSS測量における誤差について述べたものである。明らかに間違っているものはどれか。次の中から選べ。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(平成27年測量士補試験問題集 No.8)
| No. | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○ | 衛星配置が片寄ると精度低下(DOP悪化)。正しい。 |
| 2 | ○ | 強い電波源は受信障害の原因。正しい。 |
| 3 | ○ | 低仰角の衛星はマルチパスを受けやすい。正しい。 |
| 4 | × | 2周波で軽減できるのは電離層の影響のみ。対流圏は2周波では軽減できない(モデルで補正)。 |
| 5 | ○ | アンテナの向きをそろえてアンテナ特性の誤差を軽減。正しい。 |
2周波観測で軽減できるのは電離層の影響だけ。対流圏(水蒸気など)は周波数に依存しないため2周波では消えず、モデル補正で対応します。「電離層や対流圏」とまとめる引っかけに注意。
問題:2周波のGNSS観測で軽減できるのは、電離層と対流圏のどちらの影響か。
答え:電離層。
対流圏の影響は周波数に依存せず、2周波では軽減できません。
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:4(2周波で軽減できるのは電離層のみ)
選択肢4が誤りです。