不等距離法(くい打ち法)でレベルの視準線を点検し、B位置での標尺IIの正しい読定値を求める計算問題です。等距離点で真の比高を確定するのが要点です。
レベルの視準線を点検するため、A及びBの位置で観測を行い、表の結果を得た。この結果からレベルの視準線を調整するとき、Bの位置で標尺IIの読定値を幾らに調整すればよいか。最も近いものを次の中から選べ。Aは標尺Iから15 m・標尺IIから15 m、Bは標尺Iから3 m・標尺IIから33 mの位置にある。
| レベルの位置 | 標尺I | 標尺II |
|---|---|---|
| A | 1.2081 m | 1.1201 m |
| B | 1.2859 m | 1.2201 m |
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(平成29年測量士補試験問題集 No.13)
STEP1:位置Aで真の比高。Aは両標尺まで等距離(15 m)なので視準線誤差が相殺され、読定値の差が真の比高です。
STEP2:位置Bの視準線誤差eを求める。Bは標尺Iまで3 m・標尺IIまで33 m。1 mあたりの誤差をeとすると、Bの観測比高は真の比高に距離差ぶんの誤差が乗ります。
STEP3:標尺II(33 m)の正しい読定値。観測値から距離ぶんの誤差を取り除きます。
よって選択肢3です。
定石は等距離のAで真の比高を確定→不等距離のBで誤差を逆算→遠い標尺の観測値を補正。遠い標尺ほど誤差が大きく乗るので、調整値は観測値より小さくなります。
問題:くい打ち法で真の比高が読み取れるのは、レベルをどこに置いたときか。
答え:2本の標尺から等距離の位置。
視準線誤差が相殺されるためです。
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:3(1.1957 m)
等距離のAで真の比高を求め、Bの視準線誤差を取り除きます。