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施工測量と応用測量の違いは?現場での役割

ソクタ

ソクタ

「施工測量」と「応用測量」、同じことをしているの?と混乱しませんか?それぞれの位置づけと違いをここで整理します。

この記事の要点

施工測量と応用測量の違いを測量士補試験向けに解説。応用測量は試験科目(路線・河川・用地・面積・土量)、施工測量は建設工事の現場で行う測量です。

応用測量は測量士補試験の科目名、施工測量は現場実務の用語です。

同じ「測量」でも使われる文脈がまったく違うので、ここで整理しましょう。

応用測量とは、測量士補試験の科目名の一つで、路線測量河川測量用地測量面積計算土量計算などを含む分野の総称です。

一方、施工測量は建設工事の施工段階において現場で行う測量作業全般を指す実務用語です。

名前は似ていますが、使われる文脈が異なります。

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一言でいうと、工事中に設計図の位置・高さを現地に落とし込む測量です。ソクタは「設計図というデータを実際の地面にトレースするトレーシングペーパーの役割」みたいなイメージをしています。

応用測量とは(試験科目として)

測量士補試験における「応用測量」は、基礎的な測量技術(水準測量・多角測量など)を道路・河川・土地などの具体的な対象に応用する分野です。

試験では次のような内容が出題されます。

路線測量

道路・鉄道の建設のための一連の測量です。中心線測量・縦断測量・横断測量・用地測量の4工程から成ります。

河川測量

河川の形状・水位・流量を把握するための測量です。縦断・横断・深浅測量・水位観測が含まれます。

用地測量

公共事業に必要な土地の境界確定・面積計算を行う測量です。路線測量の最終工程にあたります。

面積計算

座標法・三斜法などの手法で土地の面積を計算します。

土量計算

切土・盛土の体積を平均断面法などで計算します。

施工測量とは(実務用語として)

施工測量は、設計が完了した後の建設工事の施工段階で行う測量の総称です。

応用測量の作業方法は、作業規程の準則(下図)の第5編に規定されています。

作業規程の準則 第5編 応用測量 第1章 通則
出所:国土交通省「公共測量 作業規程の準則」p.166 第5編 応用測量 第1章 通則(第628条)

設計図に描かれた位置・形状・高さを現地の地面に正確に再現するために行います。

主な作業には次のものがあります。

丁張り(かけ)の設置

基礎や道路の位置・高さを示す仮設の基準を現地に設置します。

墨出し

建物の柱・壁などの位置を現地に示す作業です。

出来形測量

工事が設計どおりに完成しているかを確認する測量です。

応用測量と施工測量の違い

両者は使われる文脈と時系列が異なります。

項目 応用測量 施工測量
使う文脈 測量士補試験の科目分類 建設工事の現場実務
時系列 計画・設計段階の測量を含む 設計完了後・施工中の測量
含む内容 路線・河川・用地・面積・土量 丁張り・墨出し・出来形測量

応用測量は試験の分類名、施工測量は現場実務の用語です。

試験問題では「施工測量」という言葉はほとんど登場せず「応用測量」が使われます。

試験で問われやすいポイント

測量士補試験で「施工測量」という言葉は出題されません。出題されるのは「応用測量」という科目名で、路線測量・河川測量・用地測量・面積計算・土量計算の5分野が試験範囲です。

令和3年第25問(応用測量:路線測量の正誤)・令和5年第28問(河川測量の正誤)など、応用測量の各工程の定義・規定を問う正誤問題が毎年出題されています。各工程で「何を測るのか・何を設置するのか」という基礎知識を分野ごとに押さえましょう。

混同しやすい用語

応用測量 ↔ 施工測量

応用測量は試験科目の分類名、施工測量は現場実務の用語。

試験問題に「施工測量」は原則登場しない。

文脈で使い分けることが大切。

試験での問われ方|ソクタの一言

「応用測量に含まれないものはどれか」という選択問題では、路線測量・河川測量・用地測量・面積計算・土量計算の5分野に属さないものが正解になります。

例えば「GNSS測量」や「水準測量」は応用測量の科目には含まれません。

応用測量の5分野をリストとして覚えておくと選択問題に強くなります。

一問一答

問題:施工測量と応用測量は同じ意味である。

〇か×か。

答え:×

応用測量は測量士補試験の科目分類の名称、施工測量は建設工事の現場実務用語です。使う文脈と内容が異なります。

問題:路線測量は、測量士補試験における応用測量の範囲に含まれる。

〇か×か。

答え:

路線測量は応用測量の主要な出題分野の一つです。中心線測量・縦断測量・横断測量・用地測量・曲線設置などが含まれます。

問題:土量計算は、応用測量の出題範囲には含まれない。

〇か×か。

答え:×

土量計算(切土・盛土の体積計算、平均断面法など)は応用測量の出題範囲に含まれます。

まとめ

今回は施工測量と応用測量の違いについて説明しました。

応用測量は測量士補試験の科目名であり、路線測量・河川測量・用地測量・面積計算・土量計算が含まれます。

施工測量は建設工事の現場で行う測量の実務用語で、試験の応用測量と同義ではありません。

試験では応用測量の5分野の内容をしっかり覚えることが重要です。

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参考法令・規格

  • 測量法(昭和24年法律第188号)
  • 公共測量作業規程の準則(国土交通省)
初心者が学ぶ測量士補 編集部

この記事を書いた人

初心者が学ぶ測量士補 編集部

測量士補試験の用語・計算・法規を、国土地理院の公式情報と作業規程の準則に照らして整理しています。

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