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「写真測量」と「地形測量」、どちらも地形を測るのに何が違うのか混乱しませんか?それぞれのアプローチと使い分けをここで整理します。
この記事の要点
写真測量と地形測量の違いを測量士補試験の視点で整理します。写真測量は空中写真・衛星画像から位置情報を取得し、地形測量は現地で直接測定します。それぞれの特徴を解説します。
どちらも地形データを取得する方法ですが、データの取り方がまったく異なります。
ここでは写真測量と地形測量それぞれの特徴と使い分けを整理します。
写真測量とは、空中写真・衛星画像・地上写真などから対象物の位置・形状・高さなどの情報を取得する測量方法です。
地形測量と写真測量はいずれも地形データを取得するための方法ですが、現地で直接測るか、写真から測るかという点で大きく異なります。
試験ではそれぞれの特徴の区別が問われます。
簡単に言えば、航空写真から等高線や地物を読み取って地形図を作成する測量方法です。立体視→標定→地図化という順で進みます。衛星・ドローンの普及でデジタル化が進んでいます。
写真測量とは、空中写真・衛星画像・地上写真などを使って地形・地物の位置・形状・高さを測定する方法です。
航空機やドローンで撮影した空中写真から、地形データやオルソ画像・DEMを作成します。
写真測量の特徴は、広い範囲を効率的に測定できることです。
現地に入りにくい場所でも測量でき、短期間で広域のデータを取得できます。
地形測量とは、現地でトータルステーション・GNSSなどを使って地形・地物の位置・形状・標高を直接測定する方法です。
地形測量・写真測量の作業方法は、作業規程の準則(下図)で規定されています。
現地測量とも呼ばれます。
地形測量の特徴は、現地での直接測定による高精度なデータ取得です。
狭い範囲の詳細な測量や、写真では判読しにくい地物の測定に適しています。
2つの方法の違いを表でまとめます。
| 項目 | 写真測量 | 地形測量 |
|---|---|---|
| データ取得方法 | 空中写真・衛星画像から取得 | 現地で機器を使って直接測定 |
| 特徴 | 広範囲を効率的に測定できる | 高精度な現地データを取得できる |
| 試験ポイント | 標定・実体視・オルソ画像などが関連 | トータルステーション・GNSS使用 |
現代の測図測量では、広域は写真測量で効率よく、細部は地形測量で補完するという使い分けが一般的です。
令和4年第20問(空中写真測量の特徴)では、「対地高度が下がるほど、地上画素寸法は大きくなる」という記述が誤りとして出題されました(対地高度が下がると地上画素寸法は小さくなる、正答3: b,dが誤り)。
同問題で「現地測量に比べて広域な範囲の測量に適している」「画面距離が短いカメラほど一枚に写る地上の範囲が広くなる」という特徴も確認されています。
混同しやすい用語
写真測量 と 地形測量
写真測量は写真(画像)からデータを取得する方法、地形測量は現地で直接測定する方法です。
どちらも地形データを取得しますが、手法が異なります。
空中写真測量 と 地上写真測量
空中写真測量は航空機・ドローンで撮影した空中写真を使う方法、地上写真測量は地上から撮影した写真を使う方法です。
どちらも写真測量の一種です。
問題:写真測量では空中写真から地形データを取得するため、現地作業が一切不要である。
〇か×か。
答え:×
写真測量でも標定点の設置など現地作業が必要です。「現地作業が一切不要」は誤りです。
問題:地形測量は現地でトータルステーションなどを使って地形・地物を直接測定する方法である。
〇か×か。
答え:〇
地形測量は現地測量とも呼ばれ、現地での直接測定が特徴です。
問題:写真測量は広い範囲を効率的に測定するのに適している。
〇か×か。
答え:〇
写真測量は航空機から広域を撮影してデータを取得するため、広範囲の効率的な測量に適しています。
今回は写真測量と地形測量の違いについて説明しました。
写真測量は空中写真・衛星画像からデータを取得する方法で広域測量に適し、地形測量は現地で直接測定する方法で高精度な測定に適しています。
それぞれの特徴と使い分けを理解しておきましょう。
参考法令・規格
※ この記事の確認日:2026年5月
試験での問われ方|ソクタの一言
「写真測量では現地に行かずにデータを取得できる」は誤りです。
標定点の設置のために現地作業が必要です。
「広域のデータを効率よく取得できる」「標定点が必要」という写真測量の特徴を正確に覚えておきましょう。