ソクタ
「計曲線」「主曲線」「補助曲線」、等高線の種類が多くて混乱しませんか?それぞれの間隔と使い分けをここで整理します。
この記事の要点
等高線の間隔とは何かを測量士補試験の視点で整理します。計曲線・主曲線・補助曲線の種類と縮尺に応じた標準的な間隔、高低差の読み方を解説します。
地形図の等高線には種類があり、縮尺によって標準的な間隔が決まっています。
ここでは計曲線・主曲線・補助曲線の違いと、縮尺ごとの間隔を整理します。
等高線間隔とは、地形図上で隣り合う等高線の標高差のことです。
等高線間隔は縮尺によって定められており、地形図から高低差を読み取る際の基礎となります。
試験では計曲線・主曲線・補助曲線の違いと縮尺ごとの間隔がよく問われます。
一言でいうと、等高線を描く高さの間隔(垂直間隔)のことです。縮尺や目的によって決まります。主曲線・計曲線(5本に1本の太線)・補助曲線(補間用の細線)の3種類があります。
等高線間隔とは、地形図において隣り合う等高線の高さの差(標高差)を指します。
単位はメートルです。
等高線間隔が10mであれば、隣の等高線との高低差は10mです。
等高線間隔は地図の縮尺に応じて設定されます。
縮尺が大きい(詳細な)地図ほど等高線間隔が小さく設定され、より細かな地形の変化を表現できます。
等高線には3種類あります。
地図情報レベル別の誤差許容範囲は、作業規程の準則(下図)で定められています。
主曲線を基本とし、5本ごとに太い計曲線を引き、地形の読み取りが難しい平坦部には補助曲線を追加します。
主曲線5本ごとに引く太い等高線で、標高値が記入されます。
高さを数値で確認するときの基準線で、主曲線間隔の5倍の間隔になります。
一定間隔で引かれる基本の等高線です。
地形の起伏を読み取るときの主要な線で、縮尺ごとに間隔が定められています。
地形が平坦で主曲線だけでは地形が読み取りにくい場合に追加する点線の等高線です。
主曲線間隔の半分または1/4の間隔で引かれます。
国土地理院の地形図における標準的な主曲線間隔は次の通りです。
1/25000では10m間隔、1/50000では20m間隔が基本です。
計曲線はその5倍(1/25000では50m、1/50000では100m)になります。
等高線間隔の数値(1/25000の主曲線間隔10m・計曲線50m)を直接問う問題はR2〜R6の試験では確認されていませんが、地図の読み取り問題(令和4年・令和5年第21問)の背景知識として必要です。
1/25000地形図の主曲線間隔10m・計曲線50m(主曲線5本ごと)、1/50000地形図の主曲線間隔20m・計曲線100mは準則の公式値です。
混同しやすい用語
等高線間隔 と 実際の高低差
等高線間隔は隣り合う等高線の標高差(例:10m)で固定値です。
実際の2点間の高低差は、等高線を何本またぐかで計算します(本数×等高線間隔)。
計曲線 と 主曲線
計曲線は主曲線5本ごとに引く太い線で、標高値が記入されます。
主曲線は一定間隔で引かれる基本の等高線です。
太さと標高値の有無で区別します。
問題:1/25000の地形図の主曲線間隔は10mである。
〇か×か。
答え:〇
1/25000地形図の主曲線間隔は10m、計曲線間隔は50mが標準です。
問題:計曲線は主曲線4本ごとに引かれる。
〇か×か。
答え:×
計曲線は主曲線5本ごとに引かれます。間隔は主曲線間隔の5倍です。
問題:補助曲線は地形が平坦で主曲線だけでは地形が読み取りにくい場合に追加する点線の等高線である。
〇か×か。
答え:〇
補助曲線は必要な場所だけに追加する点線の等高線で、主曲線間隔の1/2または1/4の間隔で引かれます。
今回は等高線間隔について説明しました。
等高線間隔は縮尺によって定められた隣り合う等高線の標高差です。
計曲線・主曲線・補助曲線の3種類と、1/25000地形図での標準間隔(主曲線10m、計曲線50m)を確実に覚えておきましょう。
参考法令・規格
※ この記事の確認日:2026年5月
試験での問われ方|ソクタの一言
「1/25000の地形図の主曲線間隔は何mか」という直接問題のほか、「等高線を5本数えると高低差は何mか」という計算形式でも出題されます。
主曲線間隔×本数で高低差を求める手順を練習しておきましょう。
補助曲線は「必要に応じて追加する」点線であることも押さえてください。