ソクタ
「国土地理院」って名前は聞くけど、何をしている機関か説明できますか?実は、測量士補試験を実施しているのも、登録を管理しているのもここ。測量士補を学ぶうえで外せない機関なので、ざっくり押さえておきましょう。
この記事の要点
国土地理院は、国土交通省の特別の機関(茨城県つくば市)で、日本の地図づくりと測量の基準を担う組織です。基本測量・地理院地図・基準点の管理に加え、測量士・測量士補の試験の実施と登録(国土地理院の長)も担当します。だから測量士補と深く関係します。
国土地理院は、測量士補を学ぶ人にとって「資格の元締め」にあたる機関です。試験も登録も、測量の基準づくりも、ここが中心になっています。
ここでは国土地理院が何をしている機関か、そして測量士補とどう関係するかを、わかりやすく整理します。
国土地理院(こくどちりいん)とは、国土交通省に置かれた特別の機関で、日本の地図の作成と測量の基準づくり・管理を担う組織です。本院は茨城県つくば市にあります。地図でおなじみの「地理院地図」や2万5千分1地形図を発行しているのも国土地理院です。
一言でいうと、「日本の地図と測量のものさしをつくって管理する国の役所」です。そして、測量士・測量士補の試験と登録もここが行っています。
主な仕事は、大きく次のとおりです。
| 仕事 | 内容 |
|---|---|
| 基本測量 | すべての測量の基礎になる測量を行う(測量法第4条)。 |
| 地図の作成・提供 | 地形図・地理院地図・防災地理情報などを作成・公開する。 |
| 測量の基準の管理 | 経緯度原点・水準原点・電子基準点など、位置の基準を管理する。 |
| 測量士・測量士補の試験と登録 | 試験を実施し、登録(名簿)を管理する(国土地理院の長)。 |
「日本全体の地図と位置の基準をそろえる」のが国土地理院の役目です。だから測量がばらばらにならず、全国でつながります。
国土地理院は、測量士補にとって資格の窓口です。
このように、試験・登録・基準のすべてに国土地理院が関わるため、測量士補を学ぶうえで欠かせない機関です。なお「誰が何をするか」の権限の振り分けは、次の記事で詳しく整理しています。
国土地理院は国土交通省の特別の機関で、本院は茨城県つくば市にあります。国土交通省という大きな省の中の、地図と測量を専門に担う組織、という位置づけです。
混同しやすい用語
国土地理院 と 国土交通省
国土交通省が大きな省で、国土地理院はその中の特別の機関。測量業者の登録は国土交通大臣、測量士・測量士補の登録は国土地理院の長、と担当が分かれます。
国土地理院 と 国土地理院の長
国土地理院は組織そのもの、国土地理院の長はそのトップ。条文では、登録や試験の主体として「国土地理院の長」が出てきます。
問題:国土地理院は、どの省に置かれた機関か。
答え:国土交通省(の特別の機関)。本院は茨城県つくば市にあります。
問題:測量士補試験を実施するのは国土地理院の長である。
〇か×か。
答え:〇
正しい。測量士補試験・測量士試験の実施も、登録の管理も国土地理院の長が担当します。
問題:すべての測量の基礎になる基本測量を行うのはどこか。
答え:国土地理院(測量法第4条)。
今回は国土地理院とは何をしている機関かを整理しました。
国土地理院は国土交通省の特別の機関で、日本の地図づくりと測量の基準を担います。基本測量・地図・基準の管理に加え、測量士・測量士補の試験と登録も担当します。
測量士補にとっては、試験も登録も基準も関わる「資格の元締め」。この関係だけ押さえておけば十分です。
参考
※ この記事の確認日:2026年6月。組織や所在地などの最新情報は国土地理院の公式サイトでご確認ください。
学ぶときのポイント|ソクタの一言
国土地理院は、試験・登録・基準・基本測量のすべての中心にいます。法規の問題で「国土地理院」「国土地理院の長」が出てきたら、まず「これは個人(測量士・測量士補)の話か、地図や基準の話か」を意識すると、役割が結びつきやすくなります。
細かい組織の話を暗記する必要はありませんが、「測量士補の試験と登録はここ」という関係だけは押さえておきましょう。