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ソクタ
午後の必須問題って、計算じゃなくて「計画」や「管理」の話も出るよね。何を覚えればいいの?
この記事の要点
午後の必須問題(No.1・300点)では、公共測量を「計画し・実施し・管理する」流れが問われます。土台は作業規程の準則の基本ルール。カギはだれがやるかです。測量の計画は計画機関、作業計画は作業機関が立てて計画機関の承認を得ます。精度管理では、精度管理表と品質評価表を作って提出します。
午後の必須問題は、計算だけでなく、公共測量の進め方(計画・管理)の記述もよく出ます。用語が多く見えますが、「計画機関と作業機関が、それぞれ何をするか」という1本の軸で整理できます。
まず必須問題の中身を押さえ、そのあと役割分担・作業計画・品質管理の順に見ていきます。この記事は午後(記述式)対策の全体像の、必須問題にしぼった続きです。
測量士の午後 必須問題(No.1)は、全員が解く300点の記述問題で、公共測量を計画し・実施し・管理する流れ、とくに作業規程の準則の基本ルールが問われます。
形式は、文章の空欄をうめる問題、正誤(誤りなら正しい内容を書く)、短い記述などです。近年は、作業計画・精度管理・品質評価や、成果の仕様を定める製品仕様書などが出ています。
この分野でいちばん問われるのが、だれがどの仕事をするかです。公共測量には、発注する側の計画機関と、実際に測る側の作業機関がいます。準則にそって整理すると、次のようになります。
| やること | だれが | 中身(準則) |
|---|---|---|
| 測量の計画 | 計画機関 | 目的・地域・作業量・期間・精度・方法などを決める。製品仕様書(JPGIS準拠)も定める(第5条) |
| 作業計画 | 作業機関 → 計画機関が承認 | 作業の方法・主要な機器・要員・日程などを立て、計画機関に提出して承認を得る(第11条) |
| 工程管理 | 作業機関 | 作業計画に基づいて進行を管理し、進捗を計画機関に報告する(第12条) |
| 精度管理 | 作業機関 | 精度管理を行い、精度管理表と品質評価表を作って計画機関に提出する(第13条) |
この「計画機関=計画する・承認する/作業機関=計画を立てて実施し・管理する」という分担が、必須問題の判断の軸になります。役割分担の基礎は次の記事でも確認できます。
作業計画は、作業機関が測量作業の着手前に、作業の方法・使用する主要な機器・要員・日程などについて立てる計画です(準則 第11条)。
大事なのは、作業計画は立てて終わりではなく、計画機関に提出して承認を得ることです。作業計画を変更するときも、同じように承認が必要になります。この「提出して承認」という流れが、記述でよく問われます。作業計画そのものの基礎は次の記事も参考にしてください。
測量の品質を確保するのが精度管理です。ここは用語が細かいので、準則にそって押さえます。
作業機関は、測量の正確さを確保するため精度管理を行い、その結果に基づいて精度管理表と品質評価表の両方を作って、計画機関に提出します(準則 第13条)。
あわせて、次の点検も行います。
点検測量をどれくらい行うかの目安(点検測量率)は準則で決まっていて、たとえば1・2級基準点測量は10%、3・4級基準点測量は5%、地形測量(数値地形図データ作成)は2%などです。数字そのものより、「点検測量率が準則で決まっている」ことを押さえておきましょう。精度管理と工程管理の違いは、次の記事で整理しています。
この分野は、覚えた内容を準則の言葉で正確に書けるかが勝負です。書くときのコツは3つです。
① だれが主語かをはっきり書く。「作業機関は〜」「計画機関は〜」と主語を明示します。役割分担が問われる分野なので、主語を落とすと減点につながります。
② 用語を正確に書く。「精度管理表」「品質評価表」「作業計画」「点検測量」など、準則の言葉をそのまま使います。似た言葉に置きかえないことが大切です。
③ 字数制限に合わせて短くまとめる。必須問題は「〇字以上〇字以内」と指定されることがあります。要点(だれが・何を・どうする)だけを、指定字数に収めます。記述全体のコツは午後(記述式)対策にもまとめています。
「測量の計画」と「作業計画」の取り違えが、いちばん多い勘違いです。目的・地域・精度・方法などを決める測量の計画は計画機関(第5条)、作業の方法・機器・要員・日程を立てる作業計画は作業機関(第11条)です。
作業計画を「作業機関が立てるだけ」と覚えるのも不正確です。計画機関に提出して承認を得るところまでが作業計画で、変更時も承認が要ります。
精度管理で作る書類を片方だけと覚えるのも失点のもとです。精度管理表と品質評価表の両方を作成して提出します。
問題:作業計画を立て、計画機関に提出して承認を得るのは作業機関である。
〇か×か。
答え:〇
作業機関が、着手前に作業の方法・主要な機器・要員・日程などの作業計画を立て、計画機関に提出して承認を得ます(準則 第11条)。
問題:精度管理の結果としては、精度管理表だけを作成すればよい。
〇か×か。
答え:×
精度管理表と品質評価表の両方を作成し、計画機関に提出します(準則 第13条)。
問題:目的・地域・作業量・期間・精度・方法などの測量の計画を策定するのは作業機関である。
〇か×か。
答え:×
測量の計画を策定するのは計画機関です(準則 第5条)。作業機関が立てるのは、作業の進め方を定める作業計画(第11条)です。
午後の必須問題(No.1)は、公共測量を計画し・実施し・管理する流れが問われ、土台は作業規程の準則です。カギは「だれがやるか」。測量の計画は計画機関(第5条)、作業計画は作業機関が立てて計画機関の承認を得る(第11条)、精度管理では精度管理表と品質評価表を作って提出する(第13条)、という役割分担で整理できます。
記述では、主語(作業機関・計画機関)と準則の用語を正確に書くのが得点のコツです。過去問で、実際の穴埋め・記述の問われ方をなぞっておきましょう。
午後の記述は、自分の答案で合っているか独学だと判断しにくいところです。書き方に不安があれば、記述の添削がある通信講座で補う手もあります。
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参考(確認日:2026年7月10日)
※ この記事の確認日:2026年7月
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