初心者が学ぶ測量士補

初心者が学ぶ測量士補
  1. HOME > 測量計算の基礎 > 標準偏差とは?測量精度で使う意味

標準偏差とは?測量精度で使う意味

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

ソクタ

ソクタ

標準偏差って、測量の精度とどう関係するの?

「標準偏差」と聞くと、それだけで身構えてしまう。

数式より先に、何を表す数字なのかが分からず止まる人は多いです。

意味はシンプルで、観測値の「ばらつきの大きさ」を表す数字です。

標準偏差は観測値のばらつきを表す指標。値が小さいほど精度が高く、測量では観測の精度評価に使います。

標準偏差は観測値のばらつきを数値で表す指標で、値が小さいほど精度が高いことを示します。

明快!よくわかる数学 測量士補・土地家屋調査士

数学やり直しの定番明快!よくわかる数学(測量士補・土地家屋調査士)

東京法経学院/黒杉茂/三角関数・度分秒など測量に必要な数学を基礎から解説

標準偏差とは、複数の観測値が平均値からどれだけばらついているかを表す統計量です。

記号はσ(シグマ)または s で表します。

標準偏差が小さいほど観測値のばらつきが小さく、精度が高いことを意味します。

測量では同じ量を複数回観測したとき、その観測値の標準偏差を計算して測量精度の評価指標として使います。

測量計算の基礎の記事一覧

ザックリ言うと、複数の測定値のバラつきの大きさを表す統計値です。値が小さいほど「測定値がまとまっている=精度が高い」ことを意味します。試験では計算式の意味を問われることがあります。

計算が苦手な人は、先に測量士補の計算問題の解法パターンで頻出の型を押さえておくと、この先の解説がぐっと分かりやすくなります。

独学だと解き方の手順が身につかない、聞ける相手もいない。そう感じたら、講義動画で解き方を確認できて質問(KIKERUKUN)もできる通信講座が近道です。合格率の実績で選ぶ人が多いアガルート測量士補講座の評判・合格率も確認してみてください。

標準偏差の計算式

n回の観測値 x₁, x₂, ..., xₙ の平均値を x̄(エックスバー)とすると、標準偏差σは次の式で求めます。

σ = √{ Σ(xᵢ - x̄)² / n }

測量での計算では分母が(n-1)になる「不偏標準偏差」を使う場合もありますが、試験では基本的な√(偏差の二乗和 ÷ n)の形で理解しておけば十分です。

標準偏差は「分散の平方根」であることも覚えておきましょう。

分散はΣ(xᵢ - x̄)² / n です。

測量精度での使われ方

測量では観測の精度を表すのに標準偏差を使います。

たとえば「この測量の標準偏差は±5mm」という表現は、観測値が平均値から±5mmの範囲に集まっていることを意味します。

標準偏差が大きいほど観測値がばらついており精度が低い、標準偏差が小さいほど観測値がまとまっており精度が高いという関係です。

標準偏差・平均誤差・分散の違い

3つの指標を比較します。

項目 標準偏差 平均誤差
定義 偏差の二乗平均の平方根 偏差の絶対値の平均
計算式 √{Σ(xᵢ - x̄)²/n} Σ|xᵢ - x̄|/n
特徴 外れ値の影響を受けやすい 外れ値の影響が標準偏差より小
試験ポイント 分散の平方根という関係 標準偏差との計算式の違い

分散は標準偏差の二乗(σ²)です。

「標準偏差 = √分散」という関係を覚えておきましょう。

試験で問われやすいポイント

令和4年第3問(計算:測量計算の基礎)では、水平角を5回測定した結果(45°22'25"・45°22'28"・45°22'24"・45°22'25"・45°22'23")から最確値(算術平均)と最確値の標準偏差を求める計算が出題されています(正答:最確値 45°22'25"・標準偏差 0.8")。

試験で使う「最確値の標準偏差」の計算式は σₘ = √{Σδ²/(n(n-1))} です(δは各観測値と最確値の差、nは観測回数)。本文のσ = √{Σδ²/n}(分母がn)とは分母が異なるため注意してください。

混同しやすい用語

標準偏差 ↔ 平均誤差

標準偏差は偏差の二乗平均の平方根、平均誤差は偏差の絶対値の平均です。

どちらもばらつきを表しますが計算式が異なります。

標準偏差 ↔ 分散

分散は偏差の二乗平均(σ²)、標準偏差は分散の平方根(σ)です。

「標準偏差 = √分散」という関係です。

試験での問われ方|ソクタの一言

「標準偏差が小さいほど精度が高い」は試験でほぼ確実に出ます。

また「標準偏差は分散の平方根」という関係も一問一答形式でよく出題されます。

計算問題では標準偏差の計算手順(①偏差を求める→②二乗する→③平均する→④平方根をとる)を順番に実行しましょう。

一問一答

問題:標準偏差が小さいほど、観測値のばらつきが小さく精度が高い。

〇か×か。

答え:

標準偏差は観測値のばらつきを表す指標で、値が小さいほど観測値が平均値に集まっており精度が高いです。

問題:標準偏差は分散の平方根である。

〇か×か。

答え:

分散 = 偏差の二乗平均(σ²)、標準偏差 = √分散(σ)という関係です。

問題:観測値のばらつきが大きいほど標準偏差は小さくなる。

〇か×か。

答え:×

観測値のばらつきが大きいほど標準偏差は大きくなります。標準偏差はばらつきを表す指標です。

計算問題(令和4年第3問より):水平角を5回測定した結果が下記の通りであるとき、最確値の標準偏差として最も近いものはどれか。

45°22'25"、45°22'28"、45°22'24"、45°22'25"、45°22'23"

答え:0.8"

①最確値(算術平均)= (25+28+24+25+23)/5 = 25 → 45°22'25"
②各観測値との差δ:0"、+3"、−1"、0"、−2"
③Σδ² = 0+9+1+0+4 = 14
④σₘ = √{Σδ²/(n(n−1))} = √{14/(5×4)} = √0.7 ≈ 0.8"

まとめ

今回は標準偏差について説明しました。

標準偏差は観測値のばらつきを表す統計量で、測量精度の評価に使われます。

標準偏差が小さいほど精度が高く、分散の平方根として求められます。

平均誤差・分散との関係も整理しておきましょう。

測量計算の基礎の記事一覧

過去問解説の一覧から計算問題を探す

符号や単位の変換で手が止まるなら、解き方の手順から教える通信講座でつまずきを減らす手もあります。独学で進めるなら演習量を確保できる過去問集の選び方、講座を考えるなら通信講座おすすめ2社比較をどうぞ。

参考法令・規格

  • 測量法(昭和24年法律第188号)
  • 公共測量作業規程の準則(国土交通省)
ミツメラボ

この記事の編集・運営

初心者が学ぶ測量士補 編集部(ミツメラボ)

測量士補試験の用語・計算・法規を、国土地理院の公式情報と作業規程の準則に照らして整理しています。

おすすめ書籍

いちばんわかりやすい!測量士補 テキスト&問題集

いちばんわかりやすい!測量士補 テキスト&問題集

Amazonで見る 楽天で見る
測量士補 過去問280 令和8年度版

測量士補 過去問280 令和8年度版

Amazonで見る 楽天で見る

測量士補対策の定番(テキストで基礎固め+過去問で腕試し)。価格・在庫は各ページで確認

測量士補の通信講座

料金・特典は公式で要確認

Topへ >>

  1. HOME > 測量計算の基礎 > 標準偏差とは?測量精度で使う意味