ソクタ
電卓が使えないのに、sinやcosの計算ってどうやるの?と不安になりませんか?測量士補試験では、必要な数値は問題の巻末に表で配られます。その引き方をここで整理します。
この記事の要点
測量士補試験の巻末に付く三角関数表・平方根表の使い方を初心者向けに整理します。sin・cos・tanの値の引き方、90度を超える角度の出し方、√表の使い方を、電卓が使えない前提でまとめます。
測量士補試験では電卓を使えませんが、計算に必要な三角関数の値と平方根の値は、問題の巻末に表として印刷されて配られます。表から数字を読み取って式に当てはめるだけです。
計算問題には「関数の値が必要な場合は、巻末の関数表を使用すること」という注意書きが付きます。つまり値を覚える必要はなく、表の引き方さえ分かれば解けます。
簡単に言えば、関数表は「角度を入れるとsin・cos・tanの値が分かる早見表」、平方根表は「√の値の早見表」です。どちらも試験当日に配られるので、覚えるのではなく引き方を練習します。
計算が苦手な人は、先に測量士補の計算問題の解法パターンで頻出の型を押さえておくと、この先の解説が分かりやすくなります。
測量士補試験の計算問題で使う表は、次の2つです。どちらも問題冊子の巻末に印刷されています。
①三角関数表:0度〜90度の角度に対する sin・cos・tan の値が並んだ表。
②平方根表:√1〜√100(整数の平方根)の値が並んだ表。
電卓は持ち込めないので、計算に必要な三角関数・平方根の値は、この2つの表から読み取ります。
まず sin・cos・tan の意味を、直角三角形でおさえます。
①sin(正弦)= 高さ ÷ 斜辺
②cos(余弦)= 底辺 ÷ 斜辺
③tan(正接)= 高さ ÷ 底辺
表の使い方は、角度の行を探し、必要な列(sin・cos・tan)の値を読むだけです。たとえば角度30度・45度・60度の値は、表では次のように並んでいます。
| 角度 | sin | cos | tan |
|---|---|---|---|
| 0° | 0.0000 | 1.0000 | 0.0000 |
| 30° | 0.5000 | 0.8660 | 0.5774 |
| 45° | 0.7071 | 0.7071 | 1.0000 |
| 60° | 0.8660 | 0.5000 | 1.7321 |
| 90° | 1.0000 | 0.0000 | (定義なし) |
たとえば「斜辺100m・角度30度の直角三角形の高さ」を求めるなら、高さ=斜辺×sin30度=100×0.5000=50mです。必要なのは「定義に当てはめて、表から値を読む」ことだけです。
実際の出題での読み取りは、過去問解説の計算問題で手を動かして確認すると定着します。
三角関数表は0度〜90度までしか載っていません。方位角・方向角の計算などで90度を超える角度が出たときは、基準角(0〜90度)に直してから表を引き、符号を象限に合わせます。
基準角への直し方は次の通りです。
①90度〜180度:180度 − 角度
②180度〜270度:角度 − 180度
③270度〜360度:360度 − 角度
符号は象限で決まります。第1象限はすべて正、第2象限はsinだけ正、第3象限はtanだけ正、第4象限はcosだけ正です。
たとえば120度なら、180度 − 120度 = 60度の値を表から読み、第2象限なのでsinは正・cosとtanは負にします。
sin120度 = +sin60度 = 0.8660
cos120度 = −cos60度 = −0.5000
tan120度 = −tan60度 = −1.7321
距離の計算では平方根がよく出ます。たとえば直角三角形の斜辺は「√(底辺² + 高さ²)」で求まり、標準偏差や最確値の計算でも√が登場します。
このとき、巻末の平方根表から √の値を読み取ります。整数の平方根(√1〜√100)が並んでいるので、該当する数の行を読むだけです。よく使う値は次の通りです。
√2 = 1.4142
√3 = 1.7321
√5 = 2.2360
√10 = 3.1623
たとえば底辺3m・高さ4mの直角三角形の斜辺は √(3² + 4²) = √25 = 5m、底辺1m・高さ1mなら √2 = 約1.41mとなります。
問題:測量士補試験では、計算に使う三角関数の値を自分で電卓計算する必要がある。
〇か×か。
答え:×
電卓は持ち込めません。必要な三角関数の値は問題の巻末の関数表に載っているので、そこから読み取ります。
問題:斜辺100m・角度30度の直角三角形の高さは、100×sin30度=50mである。
〇か×か。
答え:〇
高さ=斜辺×sin。sin30度=0.5000なので、100×0.5000=50mです。
問題:120度のcosは、表の60度のcosと同じ正の値になる。
〇か×か。
答え:×
120度は第2象限なので、cosは負です。cos120度 = −cos60度 = −0.5000となります。
今回は測量士補試験の関数表の使い方を整理しました。
三角関数表(0〜90度)と平方根表(√1〜√100)は試験の巻末に配られるので、値の暗記は不要です。
sin・cos・tanの定義に当てはめて表の値を読み、90度を超える角度は基準角に直して符号を象限に合わせます。
あとは過去問で実際に表を引く練習をすれば、計算問題は安定して解けます。
参考
※ この記事の確認日:2026年6月
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試験での使い方|ソクタの一言
関数表・平方根表は「配られる早見表」です。値を暗記する必要はありません。
得点を左右するのは、sin・cos・tanの定義を正しく当てはめられるかと、90度超を基準角に直せるかです。表の引き方そのものより、式の組み立てを練習しましょう。