本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。
平成30年 午前 No.4は、点まわりの座標回転の問題です。原点まわりの回転(令和元年 No.4)の一歩先で、回転の中心が原点ではない点Aになります。「Aを原点に移してから回す」の3ステップがカギです。
原点(0,0)を中心に角度θ回転させる式は、X=x·cosθ−y·sinθ、Y=x·sinθ+y·cosθ(回転行列表記)である。点P(2.0, −1.0)を、点A(3.0, 1.0)を中心に40°回転させたときの(X, Y)の組合せとして最も適当なものはどれか。
選択肢:1.(0.948, 0.111) 2.(1.034, −0.065) 3.(2.573, −1.195) 4.(3.328, −1.212) 5.(3.520, −1.175)
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(平成30年 測量士試験 午前 No.4)。問題文・数式は要約。数値・正解は公表資料で確認しています。
用意されている回転式は原点まわりのものだけ。中心が点Aのときは、いったんAを原点に移してから回して、また戻す、という3ステップにします。
① 中心を原点へ:点からAを引く(P − A)
② 原点まわりに回転:X′=x·cosθ−y·sinθ、Y′=x·sinθ+y·cosθ
③ 元へ戻す:Aを足す
P − A =(2.0 − 3.0, −1.0 − 1.0)=(−1.0, −2.0)
cos40°=0.766、sin40°=0.643(関数表)を使います。
X′=(−1.0)×0.766 −(−2.0)×0.643 = −0.766 + 1.286 = 0.520
Y′=(−1.0)×0.643 +(−2.0)×0.766 = −0.643 − 1.532 = −2.175
X = 0.520 + 3.0 = 3.520 / Y = −2.175 + 1.0 = −1.175
(X, Y)=(3.520, −1.175)で、選択肢5と一致します。中心Aから見た位置を回して、Aの座標に戻す、という流れです。
P−Aを忘れて、点Pをそのまま原点まわりに回してしまうのが定番のミスです。回転の中心がAなので、まずAを原点に移すこと。戻すのも忘れずに(引いたAを最後に足す)。
選択肢2(1.034, −0.065)は、P−Aを回転させただけで戻し忘れた値に近く、選択肢3はPをそのまま回した値に近い、といったひっかけになっています。3ステップを最後までやり切ります。
回転式の符号(Xの式はsinθの前がマイナス)も、原点まわりの回転と同じ。反時計回りで X=xcosθ−ysinθ、Y=xsinθ+ycosθです。
平成30年 午前 No.4は、点まわりの座標回転です。①P−A=(−1.0,−2.0) → ②40°回転で(0.520,−2.175) → ③A(3.0,1.0)を足して(3.520,−1.175)(選択肢5)です。「中心を原点にそろえる→回す→戻す」は、座標変換全体で使う考え方です。
回転や座標変換があいまいな人は、原点まわりの回転で回転式の基本を、相似変換で「回転+拡大+平行移動」を固めると、この3つがひとつながりで理解できます。
座標や回転の計算は、独学だと平行移動と回転の順番でつまずきやすいところです。体系立てて学びたいときは、通信講座のサンプル講義で解説の流れを確かめる手もあります。
料金・特典・講座内容は公式で要確認。
参考(確認日:2026年7月11日)
※ この記事の確認日:2026年7月
スキマ時間に
答え=5(X=3.520、Y=−1.175)
Aを原点に移す(P−A)→ 40°回転 → Aを足し戻す、の3ステップで求めます。