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平成30年 測量士 午前 No.5の解説|点高法による地ならし後の地盤高(3.58m)

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平成30年 午前 No.5は、点高法による土量計算の問題です。宅地造成予定地を平らにならす(地ならしする)とき、切土と盛土が等しくなる地盤高を求めます。用地・応用測量で使う、地盤高の「重み付き平均」がカギです。

問題(平成30年 午前 No.5)

宅地造成予定地を、切土量と盛土量を等しくして平坦な土地に地ならしする。地ならし後の地盤高はいくらか。ただし、予定地を面積の等しい6つの三角形に区分して点高法により求める。各点の地盤高は次のとおり。

図5の8点の地盤高:(左上)3.00・(上中)2.40・(右上)4.20/(左中)2.20・(中央)3.60・(右中)5.10/(下中)1.60・(右下)4.80(単位m)。左の長方形・右上の長方形・右下の長方形の3つを、それぞれ対角線で2分割して6三角形にする。

選択肢:1. 3.36m 2. 3.44m 3. 3.58m 4. 3.66m 5. 3.75m

答え=3(3.58 m)

各点に「属する三角形の数」を重みとして掛け、Σ(重み×地盤高)÷(3×6)=64.40÷18=3.58mです。

点高法の考え方

切土量=盛土量になる地盤高は、各点の地盤高を、その点が「何個の三角形に共有されているか」で重みづけして平均したものです。三角形の頂点は3つなので、平均地盤高は次の式になります。

平均地盤高 = Σ(地盤高 × その点の三角形共有数) ÷ (3 × 三角形の数)

三角形の面積がすべて等しいから、「点がいくつの三角形に顔を出すか」がそのまま重みになります。角の点は少なく、真ん中の点ほど多くの三角形に共有されるので重くなります。

ステップ1:各点の重み(三角形の共有数)を数える

3つの長方形を対角線で分けた6三角形で、各点が属する三角形の数を数えます。中央の3.60は6つ全部に属します。

点(地盤高)重み(三角形の数)地盤高×重み
左上 3.0026.00
上中 2.4024.80
右上 4.2028.40
左中 2.2012.20
中央 3.60621.60
右中 5.10210.20
下中 1.6011.60
右下 4.8029.60
合計1864.40

重みの合計は18で、これは3×6三角形=18と一致します(各三角形が頂点を3つ持つから)。ここがずれていたら数え間違いです。

ステップ2:平均地盤高を計算する

平均地盤高 = 64.40 ÷ (3 × 6) = 64.40 ÷ 18 = 3.58 m

選択肢3の3.58mと一致します。この高さで地ならしすれば、切土量と盛土量がちょうど等しくなります。

この問題の典型ミス

重みをつけず、8点を単純平均するのが定番のミスです。単純平均だと26.90÷8=3.36m(選択肢1)になり、これがひっかけです。中央の点ほど多くの三角形に共有される=重い、を反映します。

重みの合計が「3×三角形数」になっているかを必ず確認します。この問題は18。合わなければ、どこかの点の三角形の数を数え間違えています。

分母は「3×三角形数」。三角形分割なら3、四角形分割(四分法)なら4を掛けます。分割の形で分母が変わる点に注意します。

まとめ

平成30年 午前 No.5は、点高法による地ならし後の地盤高です。①各点の重み=属する三角形の数 → ②Σ(地盤高×重み)=64.40 → ③÷(3×6)=3.58m(選択肢3)です。「面積が等しいから、三角形の共有数が重みになる」が点高法の芯です。

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参考(確認日:2026年7月11日)

  • 国土地理院「平成30年 測量士試験 問題及び解答例」午前 No.5(問題文・図は要約引用、正解=3・数値は公表資料で確認)
  • 点高法(面積の等しい三角形分割、平均地盤高=Σ(地盤高×共有数)÷(3×三角形数))
  • 造成・土量計算(切土量=盛土量となる地ならし後の地盤高)
初心者が学ぶ測量士補 編集部

この記事を書いた人

初心者が学ぶ測量士補 編集部

測量士補・測量士試験の用語・計算・法規を、国土地理院の公式情報と作業規程の準則に照らして整理しています。点高法・土量計算は、各年度の問題・解答例とあわせて確認することをおすすめします。

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