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令和8年 測量士 午前 No.27の解説|面積を変えない境界整正(AP=33.153m)

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令和8年 午前 No.27は、甲乙の面積を変えずに、折れた境界を直線に付け替える計算問題です。かぎは付け替えで増えた面積と減った面積が等しい(=入れ替わる部分の面積が0)こと。座標法で解きます。

問題(令和8年 午前 No.27)

境界点A・B・Cを順に直線で結ぶ境界線ABCで区割りされた甲・乙の土地がある。A・BにTSを設置し、水平角α=150°00′00″、β=90°00′00″、距離S1(AB)=37.000m、S2(BC)=74.000mを測定した。甲・乙の面積を変えずに新たに線分CPで区割りして整正するとき、境界点A・点P間の距離はいくらか。(土地は平たん、A及びPを通る境界線は直線)

選択肢:1. 25.634m 2. 28.257m 3. 30.933m 4. 31.815m 5. 33.153m

答え=5(33.153 m)

測定した角度・距離から各点を座標に置き、旧境界A-B-Cと新境界(A側の境界線上の点P→C)で囲む四角形P-A-B-Cの符号付面積が0になる点Pを求めると、AP=33.153mです。

考え方:入れ替わる部分の面積を0にする

境界を折れ線A-B-Cから、点Pを通る直線P-Cに付け替えます(PはAを通る境界線上)。甲・乙の面積を変えないためには、付け替えで甲に加わる面積と乙から減る面積が等しい=旧境界と新境界で囲む四角形P-A-B-Cの符号付面積が0になればよい、と考えます。

ステップ1:各点を座標に置く

点Aを原点に、水平角α・βと距離S1・S2から各点の座標を求めます。

A = (0, 0) B:AからABの向き(αで決まる)へS1=37
C:Bから角度βと距離S2=74で求める
P:Aを通る境界線(左の直線)上の点(Aから距離APだけ移動)

ステップ2:四角形P-A-B-Cの面積=0を解く

点Pを境界線上に置き、四角形P-A-B-Cの符号付面積(座標法)が0になるAPを求めます。APについて一次式になるので、そのまま解けます。

四角形 P-A-B-C の符号付面積 = 0 → AP = 33.153 m

選択肢5の33.153mと一致します(座標を置いて計算した結果と合います)。

この問題の典型ミス

「入れ替わる部分の面積を0にする」という条件を立てられないのが定番のミスです。付け替え前後で甲・乙の面積を変えない=旧境界と新境界で囲む部分の面積が0、が条件です。

水平角α・βを座標の向きに正しく落とすことも要点です。角度を取り違えると点の位置がずれます。座標に置いて座標法で解くと確実です。

まとめ

令和8年 午前 No.27は、面積を変えずに境界を直線へ付け替える計算問題です。旧境界A-B-Cと新境界で囲む四角形P-A-B-Cの面積を0にすると、AP=33.153m(選択肢5)です。「面積不変=入れ替わる部分の面積0」を条件に、座標法で解くのがコツです。

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参考(確認日:2026年7月11日)

  • 国土地理院「令和8年 測量士試験 問題及び解答例」午前 No.27(問題文・数表は要約引用、正解=5・数値は公表資料で確認)
  • 面積を変えない境界整正(等積変形・座標法・符号付面積=0)
初心者が学ぶ測量士補 編集部

この記事を書いた人

初心者が学ぶ測量士補 編集部

測量士補・測量士試験の用語・計算・法規を、国土地理院の公式情報と作業規程の準則に照らして整理しています。計算問題は各年度の問題・解答例とあわせて確認することをおすすめします。

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