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令和6年 測量士 午前 No.4の解説|三次元の座標回転(z軸まわり60°)

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令和6年 午前 No.4は、三次元の回転行列から、回転後の座標と回転角度を求める問題です。行列の要素からcosθ・sinθを読み取ります。三角関数が土台です。

問題(令和6年 午前 No.4)

z軸まわりの回転を表す式(下記)で、点A(1.000, 2.000, 3.000)を点A'に移すとき、A'の座標値と回転角度はいくらか。

式:(x',y',z')=(1/2)[[1,−√3,0],[√3,1,0],[0,0,2]](x,y,z)

選択肢(A'の座標/回転角度):1. (−1.232,1.866,3.000)/30° 2. (−1.232,1.866,3.000)/60° 3. (2.232,0.134,3.000)/30° 4. (2.232,0.134,3.000)/60° 5. (4.464,0.268,6.000)/60°

答え=2

行列を(1/2)でまとめると[[1/2,−√3/2,0],[√3/2,1/2,0],[0,0,1]]。cosθ=1/2、sinθ=√3/2よりθ=60°。A'=行列×(1,2,3)=(−1.232,1.866,3.000)です。組合せは2です。

ステップ1:行列から回転角度を読む

z軸回転は[[cosθ,−sinθ,0],[sinθ,cosθ,0],[0,0,1]]の形です。与えられた行列を(1/2)でくくると、cosθとsinθが読み取れます。

(1/2)[[1,−√3,0],[√3,1,0],[0,0,2]] = [[1/2, −√3/2, 0],[√3/2, 1/2, 0],[0, 0, 1]]
cosθ = 1/2、sinθ = √3/2 → θ = 60°

ステップ2:A(1,2,3)を回転させる

行列を(1,2,3)に掛けます。z軸回転なので、zは変わりません。

x' = (1/2)(1×1 − √3×2) = (1/2)(1 − 3.464) = −1.232
y' = (1/2)(√3×1 + 1×2) = (1/2)(1.732 + 2) = 1.866
z' = (1/2)(2×3) = 3.000

A'=(−1.232, 1.866, 3.000)、角度60°で、組合せは選択肢2です。

この問題の典型ミス

cosθ=1/2からθ=30°としてしまうのが定番のミスです。cos60°=1/2、sin60°=√3/2なのでθ=60°です。cos30°=√3/2と取り違えないこと。

z軸回転はzが不変(z'=z)。行列の3行3列目が(1/2)×2=1になっている点を確認します。

まとめ

令和6年 午前 No.4は、回転行列から座標と角度を読む問題です。cosθ=1/2・sinθ=√3/2よりθ=60°、A'=(−1.232,1.866,3.000)で、答えは選択肢2です。「行列を1/2でくくってcos・sinを読む」がコツです。

三次元の回転行列は、独学だと「cos・sinの読み取り」でつまずきやすいところです。体系立てて学びたいときは、通信講座のサンプル講義で流れを確かめる手もあります。

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参考(確認日:2026年7月11日)

  • 国土地理院「令和6年 測量士試験 問題及び解答例」午前 No.4(問題文・数表は要約引用、正解=2・数値は公表資料で確認)
  • 三次元の座標回転(z軸回転行列・cosθ・sinθの読み取り)
初心者が学ぶ測量士補 編集部

この記事を書いた人

初心者が学ぶ測量士補 編集部

測量士補・測量士試験の用語・計算・法規を、国土地理院の公式情報と作業規程の準則に照らして整理しています。計算問題は各年度の問題・解答例とあわせて確認することをおすすめします。

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