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令和4年 測量士 午後 No.5(応用測量)の解説|問B 路線測量・クロソイドの計算

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令和4年 午後 No.5(応用測量)の解説です。この記事では、問A(路線測量の工程・縦断測量)問B(クロソイド曲線の計算)を扱います。問Bは基本式 A²=R×L(ここではパラメータをP と書くのでP²=R×L)1本で、接線角と路線長が求まります。

問A(路線測量)の問題と答え

公共測量の路線測量について、標準的な作業工程(A-1・A-4)、中心線測量の点検(A-2)、仮BM設置測量(A-3)、縦断面図の縮尺(A-5)を答える。

答え(先に確認)

A-1 ア=線形決定/イ=詳細測量/ウ=用地幅杭設置測量

A-2 隣接する中心点等の点間距離を測定し、座標差から求めた計算距離と比較する

A-3 平地では3級水準測量、山地では4級水準測量により行う

A-4 エ=中心杭/オ=中心点/カ=単観測昇降(式)/キ=簡易水準測量

A-5 横(距離)の縮尺は線形地形図と同一、縦(高さ)の縮尺はその5〜10倍を標準とする

路線測量の工程は、線形決定 → 中心線測量 → 仮BM設置測量 → 縦断測量 → 横断測量 → 詳細測量 → 用地幅杭設置測量の順です。路線測量の流れで押さえておきましょう。

問B(クロソイド)の問題と答え

新設する道路の線形は、直線 → クロソイド → 円曲線 → クロソイド …を組み合わせたもの。点A・D・Gがクロソイド始点、点B・C・E・Fがクロソイド終点(円曲線との境)。条件は次のとおり。

  • 円曲線半径 R=200m、クロソイドパラメータ P=180m、交角 I=90°(いずれも同じ)
  • 円周率 π=3.142

問B-1 点Bの接線角x(ラジアン・小数第3位)。問B-2 曲線A〜B・曲線B〜Cの路線長(整数)。問B-3 路線長と曲率の関係のグラフ。

答え(先に確認)

B-1 0.405 ラジアン / B-2 曲線A〜B=162m・曲線B〜C=152m

問B-1:点Bの接線角=0.405ラジアン

接線角xは、クロソイド長L ÷(2R)で求めます。まずクロソイド長Lを基本式から出します。

P²=R×L より、L=P²÷R=180²÷200=32400÷200=162m

これを接線角の式に入れて、

x=L÷(2R)=162÷(2×200)=162÷400=0.405 ラジアン

問B-2:曲線A〜B・B〜Cの路線長=162m・152m

曲線A〜B(クロソイド)の路線長は、そのままクロソイド長Lです。

曲線A〜B = L = 162m

曲線B〜C(円曲線)の路線長は、R × 中心角。円曲線の中心角は、交角Iから前後2つのクロソイドの接線角(2x)を引いた分です。

中心角 = I −2x =(90°=π/2=1.571)−2×0.405 = 1.571 − 0.810 = 0.761 ラジアン。よって、

曲線B〜C = R ×中心角 = 200 × 0.761 = 152.2 → 152m

問B-3:路線長と曲率のグラフ

曲率は「曲がり方の強さ」で、半径Rの逆数(1/R)です。円曲線部では1/R=1/200=0.005(1/m)で一定、クロソイド部では路線長に比例して0から0.005まで直線的に変化します。

路線長は、A=0 → B=162(クロソイド)→ C=314(+円曲線152)→ …と積み上がります(A〜Gで 0・162・314・476・638・790・952)。グラフは、クロソイドで斜めに上がり、円曲線で水平、という台形を並べた形になります(右回り・左回りで曲率の符号が変わります)。

この問題の典型ミス

クロソイド長を「P÷R」や「P²÷2R」と取り違えるのが定番のミスです。正しくはL=P²÷R(基本式 P²=R×L の変形)。接線角はx=L÷(2R)で、2Rの2を忘れないこと。

問B-2では、円曲線の中心角を交角Iそのものにしてしまうミスに注意。前後のクロソイドで接線角ぶん(2x)曲がっているので、中心角=I−2xです。

単位も注意。接線角はラジアンで求めます(90°=π/2=1.571ラジアン)。

まとめ

令和4年 午後 No.5の問Bは、クロソイドの接線角と路線長の計算。軸は基本式 P²=R×L(=A²=R×L)1本です。クロソイド長L=P²÷R=162m、接線角x=L÷(2R)=0.405ラジアン、円曲線長=R×(I−2x)=152m、と順に求まります。問Aは路線測量の工程(線形決定→…→用地幅杭設置測量)です。

クロソイドの式や性質があいまいな人は、先にクロソイド曲線とは?で基礎を固めてから、この過去問で解き方をなぞると効きます。

路線測量の計算は、独学だと式の変形でつまずきやすいところです。体系立てて学びたいときは、通信講座のサンプル講義で解説の雰囲気を確かめる手もあります。

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参考(確認日:2026年7月10日)

  • 国土地理院「令和4年 測量士試験 問題及び解答例」午後 No.5(応用測量)問A・問B(問題文・図は要約引用、正解・数値は公表資料で確認)
  • クロソイド曲線の基本式 A²(P²)=R×L・接線角 x=L÷(2R)(測量・道路設計の標準式)
  • 公共測量作業規程の準則(国土交通省)第5編 応用測量 第2章 路線測量
初心者が学ぶ測量士補 編集部

この記事を書いた人

初心者が学ぶ測量士補 編集部

測量士補・測量士試験の用語・計算・法規を、国土地理院の公式情報と作業規程の準則に照らして整理しています。路線測量の計算は、各年度の問題・解答例とあわせて確認することをおすすめします。

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