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令和3年 午後の必須問題No.1(300点)の解説です。全員が解く必須問題で、測量法と作業規程の準則を中心に、測量の計画・作業計画・品質管理などが幅広く問われます。骨格は準則の総則なので、午後 必須問題(作業計画・品質管理)の記事で整理した条文がそのまま効きます。
測量法の条文の一部(第8条・第22条・第28条・第32条・第56条の6)のア〜オに入る語句を答える。
出典:国土地理院ウェブサイト「測量士・測量士補試験の試験問題及び解答例」(令和3年 測量士試験 午後 必須No.1)。問題文は要約。
| 条 | 内容と答え |
|---|---|
| 第8条 | 測量作業機関=測量計画機関(ア)の指示・委託を受けて測量作業を実施する者 |
| 第22条 | 国土地理院の長の承諾なく基本測量の測量標を移転(イ)・汚損してはならない |
| 第28条 | 基本測量の成果の謄本等の交付は国土地理院の長(ウ)に申請 |
| 第32条 | 公共測量は基本測量(エ)又は公共測量の成果に基いて実施 |
| 第56条の6 | 測量業者は国土交通大臣に必要な助言(オ)を求めることができる |
主体の取り違えに注意。基本測量まわりは国土地理院の長、作業を発注するのが測量計画機関です。国土交通大臣・国土地理院長の権限とあわせて整理しましょう。
公共測量の測量作業機関の対応について、正誤(B-1)、測量標の記載事項(B-2)、作業計画・工程管理の手続き(B-3)、点検測量率(B-4)、現地作業の安全対策(B-5)を答える。
答え(先に確認)
B-1 a=○/b=×(精度検証結果を計画機関に示し、使用の確認を受けて使用)/c=×(該当撮影コースを再撮影)/d=○
B-2 公共測量の測量標であること/測量計画機関の名称
B-3 a:ア=着手/イ=測量計画機関/ウ=承認/エ=変更 b:測量作業の進捗状況を適宜報告する
B-4 オ=10/カ=5/キ=2/ク=5/ケ=5(点検測量率、単位%)
B-5 こまめに換気を行う/器材をこまめに消毒する/少人数で行く
ここが必須問題の中心で、作業規程の準則の総則がそのまま問われます。
B-3(作業計画・工程管理):作業機関は着手前に作業計画を立て、測量計画機関に提出して承認を得る(変更時も承認)=準則第11条。工程管理では進捗状況を適宜報告する=第12条。
B-4(点検測量率):精度管理の一部で、測量種別ごとに点検測量率が準則第13条で決まっています(1・2級基準点10%、3・4級5%、地形測量2%など)。
この作業計画・工程管理・精度管理(点検測量率)の流れは、午後 必須問題(作業計画・品質管理)の記事でくわしく整理しています。
公共測量の計画・手続きに関する穴埋め(C-1)、該当番号の選択(C-2)、測量の計画で定める事項(C-3)、測量成果の使用を承認しない場合(C-4)を答える。
答え(先に確認)
C-1 ア=測量の重複/イ=測量の正確さ/ウ=国土交通大臣/エ=令和2/オ=技術的助言/カ=標定/キ=測量士/ク=実施/ケ=審査
C-2 2・3・6・11・12 / C-3 目的/地域/精度/方法
C-4 申請手続が法令に違反している場合/当該測量成果を使用することが測量の正確さを確保する上で適切でない場合
C-3(測量の計画で定める事項):計画機関は、目的・地域・作業量・期間・精度・方法などについて適切な計画を策定する=準則第5条。この問題では目的・地域・精度・方法が問われました。「測量の計画(計画機関)」と「作業計画(作業機関)」の違いは、午後 必須問題の記事の役割分担の表で確認できます。
基盤地図情報に関する穴埋め(D-1)、測量費用の費目(D-2)、地理空間情報の活用の意義(D-3)、電子媒体の成果の取扱い(D-4)を答える。
答え(先に確認)
D-1 ア=基本測量/イ=建物/ウ=局地的/エ=精度/オ=政令/カ=公共団体/キ=補助/ク=国土交通大臣
D-2 ケ=材料費/コ=直接経費/サ=技術管理費/シ=旅費交通費/ス=成果検定費/セ=諸経費
D-3 インターネット技術を利用し、地理情報の利用促進や重複投資回避によるコスト軽減を可能とするため
D-4 最新のウイルスチェックソフトでチェックを行う/作成年月等を記載したラベルを貼る
問Dは、基盤地図情報や測量費用の費目、電子データの取扱いなど、周辺の制度知識です。費目名や基盤地図情報の定義は、公式解答例の言い回しで押さえます。
「測量の計画」と「作業計画」、「測量計画機関」と「測量作業機関」の取り違えが、必須問題の最頻出ミスです。計画・承認するのが計画機関、計画を立てて実施・管理するのが作業機関、と役割で覚えます。
問Aの測量法は、基本測量まわりは国土地理院の長、が判断の軸。問B-4の点検測量率のような数値は、代表的な値(1・2級基準点10%・地形2%)を押さえておきます。
記述(B-3・C-3・C-4など)は、準則・測量法の言い回しをそのまま使うのが得点のコツです。
令和3年 午後 必須No.1は、測量法と作業規程の準則の総合問題です。骨格は準則の総則で、測量の計画(第5条・計画機関)→作業計画(第11条・作業機関が承認を得る)→工程管理(第12条)→精度管理・点検測量率(第13条)という流れが、そのまま問われます。この流れと、計画機関・作業機関の役割分担を押さえるのが、必須問題の攻略の軸です。
準則の総則があいまいな人は、先に午後 必須問題(作業計画・品質管理)の記事で整理してから、この過去問で問われ方をなぞると効きます。
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参考(確認日:2026年7月10日)
※ この記事の確認日:2026年7月
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測量士の対策
答え(先に確認)
ア=測量計画機関/イ=移転/ウ=国土地理院の長/エ=基本測量/オ=助言