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令和元年 測量士 午前 No.17の解説|撮影対地高度が最も高いカメラ(カメラ2)

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令和元年 午前 No.17は、撮影対地高度の比較問題です。5種類のカメラで同じ地上画素寸法(GSD)にそろえたとき、どのカメラが一番高く飛ぶかを選びます。空中写真の縮尺と同じ「画面距離・素子寸法・GSD」の関係がカギです。

問題(令和元年 午前 No.17)

表17の5種類のデジタル航空カメラで空中写真を撮影する。同じ地上画素寸法(GSD)になるようにコースを設計すると、撮影対地高度が最も高くなるカメラはどれか(表以外の条件は同一)。

カメラ画面距離(mm)画素数(画面の大きさ)素子寸法(μm)
1100.514,430×9,4207.2
210017,310×11,3106
37017,310×11,3106
49212,096×11,2007.2
512013,824×7,68012

選択肢:1. カメラ1 2. カメラ2 3. カメラ3 4. カメラ4 5. カメラ5

答え=2(カメラ2)

撮影高度は「画面距離÷素子寸法」に比例(GSDが同じとき)。画素数は無関係です。カメラ2が100÷6=16.7で最大。

ステップ1:撮影高度の式を立てる

地上画素寸法(GSD)は、素子寸法を対地高度で拡大したものなので、GSD = 素子寸法 × 対地高度 ÷ 画面距離。これを対地高度について解きます。

撮影対地高度 H = 画面距離 × GSD ÷ 素子寸法

GSDは全カメラ共通なので、Hを分けるのは画面距離 ÷ 素子寸法だけ。この比が大きいカメラほど高く飛べます。

ステップ2:画面距離÷素子寸法を比べる

カメラ画面距離÷素子寸法
1100.5 ÷ 7.213.96
2100 ÷ 616.67 ← 最大
370 ÷ 611.67
492 ÷ 7.212.78
5120 ÷ 1210.00

最大はカメラ2(16.67)。よって撮影対地高度が最も高いのはカメラ2(選択肢2)です。

この問題の典型ミス

画面距離が一番大きいカメラ5(120mm)を選ぶのが定番のひっかけです。カメラ5は素子寸法も12μmと大きいので、120÷12=10で実は最低。画面距離だけでなく「画面距離÷素子寸法」の比で判断します。

画素数(画面の大きさ)は撮影高度に無関係。画素数は1枚で撮れる地上の範囲(撮影範囲)に効きますが、対地高度は画面距離と素子寸法(とGSD)だけで決まります。表の画素数はダミーです。

GSDが共通、という条件を使うのがポイント。GSDがそろっているから、H=画面距離×GSD÷素子寸法のうち「画面距離÷素子寸法」だけを比べれば済みます。

まとめ

令和元年 午前 No.17は、撮影対地高度の比較です。撮影高度=画面距離×GSD÷素子寸法。GSDが同じなら「画面距離÷素子寸法」が最大のカメラが最も高いので、カメラ2(100÷6=16.67)が答え(選択肢2)です。画素数に惑わされないのがコツです。

写真縮尺やGSDがあいまいな人は、先に空中写真の縮尺で「画面距離・素子寸法・対地高度」の関係を、UAVの撮影計画で撮影高度の使い方を固めると、この種の比較がすっと解けます。

写真測量の縮尺・撮影高度は、独学だと式の使い分けでつまずきやすいところです。体系立てて学びたいときは、通信講座のサンプル講義で解説の流れを確かめる手もあります。

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参考(確認日:2026年7月10日)

  • 国土地理院「令和元年 測量士試験 問題及び解答例」午前 No.17(問題文・数表は要約引用、正解=2・数値は公表資料で確認)
  • 撮影対地高度=画面距離×地上画素寸法÷素子寸法、写真縮尺・GSDの関係
  • 写真測量の撮影計画(デジタル航空カメラの画面距離・素子寸法・地上画素寸法)
初心者が学ぶ測量士補 編集部

この記事を書いた人

初心者が学ぶ測量士補 編集部

測量士補・測量士試験の用語・計算・法規を、国土地理院の公式情報と作業規程の準則に照らして整理しています。写真測量の撮影高度は、各年度の問題・解答例とあわせて確認することをおすすめします。

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