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令和元年 測量士 午前 No.27の解説|補助基準点と座標法の面積(648.405m²)

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令和元年 午前 No.27は、四角形の土地の面積を座標法で求める計算問題です。直接観測できない点Bを①補助基準点から座標計算(放射)→ ②4点の座標を座標法にかけるの2段階で解きます。座標法の面積の基本がそのまま使えます。

問題(令和元年 午前 No.27)

境界点A・B・C・Dで囲まれた四角形の土地の面積を求めたい。点Bは直接観測できないため、補助基準点Pを設置し、A・P・C・DをTSで測量して表27の平面直角座標系の座標を得た。四角形ABCDの面積はいくらか。最も近いものを選べ。(補助基準点Pから点Bまでの距離10.000m、点Pにおける点Bの方向角240°)

表27(座標値):A(X=+13,097.000, Y=+15,046.000)/P(X=+13,105.500, Y=+15,073.000)/C(X=+13,075.500, Y=+15,072.500)/D(X=+13,070.500, Y=+15,041.000)(単位m)

選択肢:1. 639.255m² 2. 642.510m² 3. 645.000m² 4. 646.810m² 5. 648.405m²

答え=5(648.405 m²)

補助基準点PからBの座標を放射で求め(B=13,100.500, 15,064.340)、A・B・C・Dの4点を座標法にかけると約648.4m²になります。

ステップ1:点Bの座標を放射で求める

点Bは直接測れないので、補助基準点Pから方向角240°・距離10.000mで座標計算します。平面直角座標系はX=北、Y=東で、方向角は北(+X)から時計回りにはかります。

ΔX = 10 × cos240° = 10 ×(−0.5)= −5.000 m
ΔY = 10 × sin240° = 10 ×(−0.86603)= −8.660 m
B = P +(ΔX, ΔY)=(13,105.500−5.000, 15,073.000−8.660)= (13,100.500, 15,064.340)

これで四角形の4頂点A・B・C・Dの座標がそろいました。

ステップ2:座標法で面積を求める

座標法は、各点の座標を順に並べて倍面積=Σ{Xi×(Y〈次〉−Y〈前〉)}を出し、その絶対値の半分をとる方法です。座標をA→B→C→Dの順に一周させます。

X(m)Y(m)
13,097.00015,046.000
13,100.50015,064.340
13,075.50015,072.500
13,070.50015,041.000

この4点で座標法を計算すると、面積 = 約 648.40 m²

選択肢5の648.405m²と一致します。座標の数字が大きいので、各Xから共通の13,000などを引いて計算を軽くすると電卓の桁あふれを防げます(引いても面積は変わりません)。

この問題の典型ミス

点Bを求めずに、観測した点Pをそのまま頂点に使ってしまうのが定番のミスです。Pは補助基準点で、四角形の頂点はBです。Pから方向角240°・距離10mでBを放射してから面積に入ります。

方向角の向きにも注意。平面直角座標系はX=北・Y=東で、方向角は北から時計回り。ΔX=距離×cos、ΔY=距離×sinです。cosとsinを逆にすると点Bの位置がずれます。

座標の桁が大きいので、共通部分を引いてから計算するのがコツ。うっかり全桁のまま掛けると8桁を超えて電卓であふれます。

まとめ

令和元年 午前 No.27は、補助基準点を使った座標法の面積問題です。①PからBを方向角240°・距離10mで放射(B=13,100.500, 15,064.340)→ ②A・B・C・Dを座標法で約648.4m²と進み、答えは選択肢5です。「観測点Pではなく頂点Bを求めてから面積」という一手を忘れないのがコツです。

座標法や放射のやり方があいまいな人は、先に用語ページで固めてから解くと迷いません。

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参考(確認日:2026年7月11日)

  • 国土地理院「令和元年 測量士試験 問題及び解答例」午前 No.27(問題文・数表は要約引用、正解=5・数値は公表資料で確認)
  • 座標法による面積計算・放射法による座標計算(方向角・距離からΔX=距離×cos、ΔY=距離×sin)
初心者が学ぶ測量士補 編集部

この記事を書いた人

初心者が学ぶ測量士補 編集部

測量士補・測量士試験の用語・計算・法規を、国土地理院の公式情報と作業規程の準則に照らして整理しています。座標法・放射法は、各年度の問題・解答例とあわせて確認することをおすすめします。

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