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令和8年 測量士 午後 No.4(地図編集・地図投影・GIS)の解説|問B UTM座標系のゾーンと中央経線

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令和8年 午後 No.4(地図編集・地図投影・GIS)の解説です。この記事では、計算の問B(地図投影・UTM座標系)を中心に扱います。UTMのゾーン幅・原点・偽値と、第52ゾーンの中央経線(東経129度)を求めます。問A(地図編集・図葉数28面)・問C(GIS)の答えもまとめます。

問B(地図投影・UTM座標系)の問題

地図投影法について答える。問B-1は平面直角座標系(平成14年国土交通省告示第9号)の正誤、問B-2はUTM座標系の穴埋め、問B-3はUTM図法の性質。

問B-2 UTM座標系は地球全体を経度差〔ア〕度ごとのゾーンに分け、〔イ〕と各ゾーンの中央経線の交点を原点とする。北半球の原点の座標値はN=〔ウ〕km・E=〔エ〕km。日本は第51〜56ゾーンにまたがり、第52ゾーンの中央経線は東経〔オ〕度。

答え(先に確認)

問B-1 1=○/2=×(0.9999)/3=×(大きくなる)/4=×(小さい)

問B-2 ア=6/イ=赤道/ウ=0/エ=500/オ=129

問B-3 UTMは回転楕円体に適用した横メルカトル図法で、地球上での角度が地図上でも正しく表される(正角図法)。

問B-2:UTM座標系のゾーンと中央経線

UTM座標系は、地球全体を経度差6度ずつのゾーン(座標帯)に分け、各ゾーンの中央経線と赤道の交点を原点にします。

ア = 6(度・ゾーン幅) イ = 赤道(中央経線との交点が原点)
北半球の原点:N = 0 km、E = 500 km(座標値が負にならないよう東西に500km足す)

第52ゾーンの中央経線 ゾーン番号zの中央経線は、6z − 183(東経)で求まります。

第52ゾーン:6 × 52 − 183 = 312 − 183 = 東経 129 度(オ)

ゾーンは第1が西経177度中央から始まり、東へ6度ずつ進みます。第52で東経129度です。

問B-1:平面直角座標系の正誤

番号正誤正しい語句・数値
1(日本全国を19区域)正しい
2(原点の縮尺係数1.0000)×0.9999
3(X軸から離れると縮尺係数が小さくなる)×大きくなる
4(原点近くの経度差が大きい)×小さい

平面直角座標系は原点で縮尺係数0.9999、X軸(原点の子午線)から東西に離れるほど縮尺係数が大きくなります。UTM(0.9996)と数値が違う点に注意します。

この問題の典型ミス

UTMと平面直角座標系の縮尺係数を混同するのが定番のミスです。原点の縮尺係数は、平面直角座標系が0.9999、UTMが0.9996です。どちらも原点から離れると縮尺係数は大きくなります。

UTMのゾーン中央経線は「6z−183」。第52ゾーンで東経129度、第51で123度、第56で153度と、6度ずつ増えます。

問A・問C の答えの要点

No.4は地図編集・地図投影・GISの総合問題で、問A(地図編集)・問C(GIS)もあります。要点だけまとめます。

答え(先に確認)

問A(地図編集) A-1 図葉数=28面(座標範囲を図郭区画で数える) A-2 点Gを含む図葉の左下隅(−168,000, −24,000)/点Iを含む図葉の左下隅(−156,000, −32,000) A-3 使えない資料=資料2(測量年が基図データより古い)・資料3(地図情報レベルが基図データより大きい=精度が粗い)

問C(GIS) C-1 ア=ネットワーク解析/イ=バッファ/ウ=属性結合/エ=インターセクト/オ=ジオリファレンス C-2 属性検索→ボロノイ分割→空間検索の順で避難場所の市民リストを作成 C-3 道路データの位置座標と点検測量成果を用いて位置の一貫性を検査

地図投影・UTM・平面直角座標系は地図投影法の記事、地図編集の図葉数・図郭は平成30年 午後 No.4、地理院地図のタイル・ウェブメルカトルは令和6年 午後 No.4で詳しく扱っています。

まとめ

令和8年 午後 No.4の問Bは、地図投影・UTM座標系。ゾーン幅6度、原点は中央経線と赤道の交点、偽値N0km・E500km、第52ゾーンの中央経線は6×52−183=東経129度。平面直角座標系(原点0.9999)とUTM(0.9996)の縮尺係数を混同しないのがカギです。

地図投影の計算は、独学だと考え方がつかみにくいところです。体系立てて学びたいときは、通信講座のサンプル講義で解説の雰囲気を確かめる手もあります。

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参考(確認日:2026年7月12日)

  • 国土地理院「令和8年 測量士試験 問題及び解答例」午後 No.4(地図編集・地図投影・GIS)問A〜C(問題文・図・数表は要約引用、正解・数値は公表資料で確認)
  • UTM座標系(経度差6度ゾーン・中央経線6z−183・偽値N0km/E500km・第52ゾーン東経129度)/平面直角座標系(原点の縮尺係数0.9999)
  • 公共測量作業規程の準則(国土交通省)第4編 地図編集
初心者が学ぶ測量士補 編集部

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初心者が学ぶ測量士補 編集部

測量士補・測量士試験の用語・計算・法規を、国土地理院の公式情報と作業規程の準則に照らして整理しています。地図投影の計算は、各年度の問題・解答例とあわせて確認することをおすすめします。

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