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令和5年 測量士 午前 No.10の解説|GNSSによる標高とジオイドの傾斜(37.90m)

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令和5年 午前 No.10は、GNSS測量から新点の標高と、ジオイド面の傾斜を求める計算問題です。かぎは標高=楕円体高−ジオイド高。既知点と新点のジオイド高の差から傾斜も出します。

問題(令和5年 午前 No.10)

既知点A・新点BでGNSS測量を行い、基準面上の距離10,000.00m、新点Bの楕円体高72.50mを得た。新点Bの標高と、AからBの方向における1,000.00m当たりのジオイド面の傾斜量はいくらか。(既知点Aの標高34.00m・楕円体高68.50m、新点Bのジオイド高34.60m)

選択肢(標高/傾斜):1. 34.50m/−0.01m 2. 37.90m/−0.01m 3. 37.90m/+0.01m 4. 37.90m/+0.03m 5. 38.50m/+0.03m

答え=3(37.90 m・+0.01 m)

新点Bの標高=楕円体高−ジオイド高=72.50−34.60=37.90m。既知点Aのジオイド高=68.50−34.00=34.50m。A→B(10,000m)でジオイド高が34.50→34.60と+0.10m増えるので、1,000m当たり+0.01mです。

ステップ1:新点Bの標高を求める

標高=楕円体高−ジオイド高です。新点Bの楕円体高とジオイド高から出します。

H_B = 楕円体高 − ジオイド高 = 72.50 − 34.60 = 37.90 m

ステップ2:既知点Aのジオイド高を求める

N_A = 楕円体高 − 標高 = 68.50 − 34.00 = 34.50 m

ステップ3:ジオイド面の傾斜を求める

A→B(10,000m)で、ジオイド高が34.50→34.60と+0.10m変わります。1,000m当たりに直します。

傾斜 = (34.60 − 34.50) ÷ 10,000 × 1,000 = +0.10 ÷ 10 = +0.01 m

標高37.90m・傾斜+0.01mで、選択肢3です。

この問題の典型ミス

標高=楕円体高−ジオイド高の引く向きを間違えるのが定番のミスです。楕円体高からジオイド高を引くと標高です。

傾斜の符号にも注意。ジオイド高がA→Bで増えている(34.50→34.60)のでプラスです。距離10,000mを1,000mに直すので10で割ります。

まとめ

令和5年 午前 No.10は、GNSSの高さと、ジオイド面の傾斜を求める計算問題です。①H_B=72.50−34.60=37.90m → ②N_A=34.50m → ③傾斜=+0.10/10=+0.01mで、答えは選択肢3です。「標高=楕円体高−ジオイド高」を軸にします。

高さの3種類(標高・楕円体高・ジオイド高)は、独学だと関係があいまいになりやすいところです。体系立てて学びたいときは、通信講座のサンプル講義で流れを確かめる手もあります。

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参考(確認日:2026年7月11日)

  • 国土地理院「令和5年 測量士試験 問題及び解答例」午前 No.10(問題文・数表は要約引用、正解=3・数値は公表資料で確認)
  • GNSSの高さの関係(標高=楕円体高−ジオイド高・ジオイド面の傾斜)
初心者が学ぶ測量士補 編集部

この記事を書いた人

初心者が学ぶ測量士補 編集部

測量士補・測量士試験の用語・計算・法規を、国土地理院の公式情報と作業規程の準則に照らして整理しています。計算問題は各年度の問題・解答例とあわせて確認することをおすすめします。

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