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令和元年 測量士 午前 No.14の解説|相似変換の観測方程式

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令和元年 午前 No.14は、相似変換(ヘルメルト変換)の観測方程式を作る計算問題です。スキャナで数値化した既成図の座標を、最小二乗法で数値地形図に合わせるための式の係数を求めます。

問題(令和元年 午前 No.14)

既成図の四隅A〜Dの平面直角座標系の値(X, Y)と、スクリーンモニターで計測した座標(x, y)が与えられ、変換式
X = −ax + by + c、Y = bx + ay + d
で補正する。変換係数a・b・c・dを最小二乗法で求める観測方程式(残差V=計算値−観測値の形)で、点Aの行に入る係数 ア〜エ の組合せはどれか。

点A:既成図の座標 X=8,750・Y=14,400、モニター計測 x=623・y=390。

選択肢(ア/イ/ウ/エ):1. −623/−390/390/−623 2. −623/390/390/623 …(1〜5)

答え=2

ア=−623、イ=390、ウ=390、エ=623。この組合せである2が正解です。

解き方

観測方程式は、変換式にモニター計測値(x, y)を代入し、各係数a・b・c・dの前にかかる数値を並べたものです。点Aの x=623、y=390 を使います。

① X座標の式(VAX)
X = −a·x + b·y + c なので、点Aでは
VAX = (−x)·a + (y)·b + 1·c − X
−623·a + 390·b + c − 8,750。
よって aの係数(ア)=−623、bの係数(イ)=390。

② Y座標の式(VAY)
Y = b·x + a·y + d なので、点Aでは
VAY = (y)·a + (x)·b + 1·d − Y
390·a + 623·b + d − 14,400。
よって aの係数(ウ)=390、bの係数(エ)=623。

したがって ア=−623、イ=390、ウ=390、エ=623 となり、正解は2です。

【考え方のコツ】観測方程式は「変換式に計測値を入れて、係数ごとに数字を並べる」だけです。Xの式では x に −、y に +がつき、Yの式では x・y ともに +がつく点に注意します(変換式 X=−ax+by、Y=bx+ay の符号どおり)。最小二乗法の考え方は網平均の計算でも使います。

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参考(確認日:2026年7月11日)

  • 国土地理院「令和元年 測量士試験 問題及び解答例」午前 No.14(問題文・図表は要約引用、正解=2は公表資料で確認)
  • 相似変換(ヘルメルト変換)の観測方程式・最小二乗法
初心者が学ぶ測量士補 編集部

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測量士補・測量士試験の用語・計算・法規を、国土地理院の公式情報と作業規程の準則に照らして整理しています。

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